婚約者が突然連絡を絶ち、姿を消してしまった。そんな状況に直面すれば、不安や混乱に包まれるのも無理はありません。事件や事故の可能性が頭をよぎる一方で、警察に相談してもすぐに動いてもらえないケースもあります。
しかし、すべてが深刻な事態とは限りません。実際には、婚約破棄や家族とのトラブル、精神的な理由など、個人的な事情による失踪も少なくないのです。
この記事では、婚約者が失踪する主な理由や、警察や探偵に相談すべきタイミング、人探しの具体的な方法、そして実際の解決事例までを詳しく解説します。
どう動くべきか迷っている方へ、少しでも行動のヒントになれば幸いです。
この記事は、次のような人におすすめの内容です。
- 婚約者の突然の失踪に悩み、原因と探し方を知りたい人
- 警察に相談したが、対応が進まないと感じている人
- 探偵に人探しを依頼した場合の具体的な調査内容や費用、解決事例を知りたい人
目次
婚約者が失踪する理由とは？
婚約者が突然姿を消す背景には、さまざまな要因が考えられます。以下に主な理由をまとめました。
結婚や同棲への不安や恐怖から逃げ出した
- コミットメントへの恐怖: 結婚や同棲は長期的な関係を築く重要なステップで、相手とコミットする必要があります。しかし、コミットメントに恐怖や不安を感じる人もいます。彼らは、関係の不確実性や束縛感、自由の制約などを恐れて逃げることがあります。
- 自己成長や個人的な目標の追求: 結婚や同棲は相手との関係を優先することが多く、個人的な成長や目標に制約がかかるかもしれません。自分自身を自由に追求し成長したい人は、結婚や同棲を避けたいと思うことがあります。
- 過去のトラウマや経験: 結婚や同棲は、過去の関係や家庭環境によっても影響を受けることがあります。過去のトラウマや不健全な関係によって、結婚や同棲への不安や恐怖が引き起こされることがあります。このような人々は、再び同じような状況に陥ることを避けるために、結婚や同棲を避けることがあります。
- 自己価値感の不安: 結婚や同棲は、相手との関係を築くために相手から愛や支持を受け取る必要があります。しかし、一部の人々は自己価値感に不安を抱えており、他者からの愛や支持を受け取ることに問題を抱えています。彼らは、このような関係に入ることを恐れ、逃げ出すことがあります。
これらは一部の例であり、結婚や同棲に対する不安や恐怖から逃げ出す理由は、個人によって異なる場合があります。逃げ出すこと自体は、その人の感情や状況によって正当化される場合もありますが、将来の関係の可能性や成長の機会を逃すリスクもあることを念頭に置く必要があります。
事件や事故に巻き込まれた可能性も考える
婚約者が突然姿を消した時、その理由が本人の意思ではない可能性も決して無視できません。むしろ、「もしかしたら事件や事故に巻き込まれたのではないか」という不安は、残された方が最も恐れるシナリオの一つでしょう。
このような場合、失踪の背景に何らかの犯罪（誘拐、強盗、詐欺など）や、予期せぬ事故（交通事故、災害など）が隠されている可能性も十分に考えられます。特に、日常的に危険な場所へ行く習慣があったり、金銭トラブルを抱えていたり、不審な人物との関係があったりする場合には、そのリスクは高まります。
もし、このような事態が疑われる場合は、一刻も早い初動対応が重要です。共通の友人や親族に連絡して情報提供を求めるだけでなく、警察への速やかな届け出（行く不明者届出ではなく、事件・事故の可能性として）を検討し、探偵事務所への相談も視野に入れるべきです。探偵は、警察が介入しにくいグレーゾーンの情報収集や、行方不明者の行動経路の特定など、事件性・事故性の有無を確認するための手がかりを発見できる場合があります。
浮気や駆け落ち
婚約者が突然姿を消す理由として、他に好きな人ができ、その相手との浮気や駆け落ちが背景にあるケースも少なくありません。
特に、婚約関係にある相手に別れを告げることへの罪悪感や、関係の清算に伴うトラブル、あるいは周囲からの反対を恐れるあまり、正面から向き合うことを避け、そのまま逃避を選んでしまうことがあります。
このような失踪は本人の明確な意思に基づくものであるため、家族や友人など近しい人の協力や情報が得られにくい傾向があります。また、当事者が新しい生活を始めるため、意図的に連絡を絶ち、居場所を隠そうとすることもあります。
家庭や職場の人間関係に悩んで精神的に参ってしまった
家庭や職場の人間関係に悩んでいると、日常生活の中で大きな負荷を感じるようになります。人々との関係がうまくいかない場合、心理的なストレスや孤独感が増加し、自己価値感の低下や希望を失うこともあります。このような状況下で、失踪という行動を選択する人もいるのです。
婚約者が失踪した時に避けるべきこと
婚約者が失踪した時には、以下のようなことは避けるようにしましょう。
婚約者を疑って罵倒するメッセージを送る
婚約者が失踪した理由が不誠実なものであると思ってしまうこともありますが、事実確認ができるまでは飛びつかないようにしましょう。婚約者が事故や事件に巻き込まれている可能性もあります。その場合は、婚約者を疑って罵倒するメッセージを送ることは、婚約者の心に傷をつけるだけでなく、関係修復の妨げになります。
婚約者のSNSやブログなどを荒らす
婚約者が失踪した理由が不誠実なものであると思ってしまうこともありますが、事実確認ができるまでは冷静になるようにしましょう。婚約者のSNSやブログなどを荒らすことは、婚約者だけでなく、周囲の人たちにも迷惑をかけることになります。また、婚約者のプライバシーを侵害することにもなります。
婚約者の家族や友人に責任を押し付ける
婚約者が失踪した理由が不誠実なものであると思ってしまうこともありますが、事実確認ができるまでは冷静になるようにしましょう。婚約者の家族や友人に責任を押し付けることは、協力的な態度を取ってくれる可能性を減らすだけでなく、関係悪化の原因になります。
婚約者が失踪した時にすべきこと
婚約者の突然の失踪に直面した時、まず何よりも大切なのは、パニックにならず冷静に行動することです。感情的になると、必要な情報を見落としたり、誤った判断をしてしまったりする可能性があります。ここでは、婚約者の安否確認から専門機関への相談まで、状況に応じてあなたが取るべき具体的なステップをご紹介します。
婚約者の家族や友人に連絡を取る（初期の情報収集）
失踪に気づいたら、まず婚約者のご家族や親しい友人、職場の同僚など、普段から連絡を取り合っていた身近な人々に速やかに連絡しましょう。彼らが婚約者の居場所を知っている可能性や、直前の様子、交友関係に関する貴重な情報を握っていることがあります。
- 連絡時に確認すべきこと: 直前の言動、変わった様子、人間関係のトラブル、金銭問題、健康状態、行きそうな場所の心当たりなど。
- 共有すべき情報: 婚約者の氏名、生年月日、特徴（身長、服装など）、連絡が取れなくなった日時と場所、最後の連絡内容。
- 注意点: パニックにならず、冷静に状況を伝えるよう心がけましょう。
自力でできる範囲での情報収集と捜索
身近な人への連絡と並行して、ご自身でできる範囲での情報収集と捜索も試みましょう。ただし、安全を最優先し、決して無理はしないでください。危険を感じる場所や、プライバシー侵害の恐れがある場所への立ち入りは避けましょう。
- 行きそうな場所の確認: 婚約者の実家、友人宅、職場、よく行く飲食店、趣味の場所、過去に訪れた思い出の場所など。
- SNSやオンライン活動の確認: 婚約者のSNSアカウントの最終更新、過去の投稿内容、オンラインゲームのログイン状況などを確認し、何か手がかりがないかを探します。
- 最終接触時の情報整理: 最後に会った場所、時間、会話の内容、服装、所持品などを詳細に記録しておきましょう。
これらの自力での捜索には限界がありますが、収集した情報は後の専門家への相談時に役立つ貴重な手がかりとなります。
法律専門家（弁護士など）に相談する
婚約者が失踪したことで、結婚式場のキャンセル料、新居の契約問題、共同購入した物品の扱いなど、様々な法的・金銭的な問題が発生する可能性があります。
このような契約上の問題や損害賠償請求の検討が必要な場合は、速やかに弁護士や司法書士などの法律専門家に相談することをお勧めします。彼らは、法的な観点からあなたの状況を分析し、最適な解決策や手続きのサポート、そして費用について具体的なアドバイスを提供してくれます。
特に、失踪理由が婚約破棄や金銭トラブルに起因する場合、あるいは高額な金銭的被害を受けている場合は、法律の専門家との連携が不可欠となります。
探偵事務所に依頼する（最後の砦としての専門調査）
婚約者の失踪は、時に複雑な背景を持つことが多く、警察が動かないケースや、自力での捜索では限界を感じることも少なくありません。
このような状況で最も有効な選択肢となるのが、人探し調査のプロフェッショナルである探偵事務所への依頼です。探偵は、警察では介入しにくい民事領域の調査や、一般にはアクセスできない情報ルート、高度な調査手法を駆使して、失踪した婚約者の居場所や安否、さらには失踪の本当の理由までを究明することができます。
探偵事務所は、長年の経験と実績に基づき、失踪者の行動パターン分析、情報網を駆使した聞き込み、尾行・張り込み、そして独自のデータベース調査などを通じて、わずかな手がかりからでも対象者を特定します。収集された証拠や情報は、その後の警察への被害届提出や、弁護士を通じた法的措置をスムーズに進める上で強力な武器となります。
「婚約者の安否確認をしたい」「失踪の本当の理由を知りたい」「再会を望むが安全に配りたい」といった様々なニーズに対し、探偵は最適な調査プランと具体的な解決策を提案します。費用や具体的な事例については、この後で詳しく解説します。
半同棲していた婚約者に失踪された相談事例
相談者：30代 女性 栃木県在住 H様
マッチングアプリで出会った男性と交際し、彼から結婚したいとプロポーズされました。
彼の母親とも会い私の両親にもご挨拶を済ませて結婚式場も予約しました。私の両親は世間体や周囲の目を気にする人で、私が結婚しないと自分の育て方や家庭環境に問題があると思われるのではないかと不安だと思います。実際親戚での集まりでは、従姉妹が結婚して孫がいるのに対していつも孫の話題で盛り上がっている中、両親だけ話に入れない寂しさや焦りを感じることが伝わります。その中での婚約者だったので安心してあげれると喜んでいました。両親も結婚に対して喜んでいましたが、しかし彼に対しての評価が低いところもありました。私よりも5歳若いので心配していました。彼もそのことは伝わっていました。
彼とは私のマンションで半同棲していたのですが、父親の体調が悪く父親が経営する建設会社のお手伝いなどをするために実家の宮城県に戻らなくてはいけなくなり一時的に実家に戻っていました。
3か月くらいでしたが、その間に彼と連絡が取れなくなり音信不通になりました。
携帯電話は繋がるのですがでません。相手の母親に連絡しても協力的ではなく心配している様子が見受けられません。
彼の仕事場に連絡しましたが、退職していることが分かりました。栃木に戻り彼のアパートに行きましたが既に転居されていることも分かりました。
自分では探せずどうしたら良いのか分からず探偵事務所さんに相談しました。
探偵からのご意見
マッチングアプリで出会った男性と婚約した後に、突然連絡が取れなくなってしまったということですね。それはとても辛いことだと思います。彼はどうしてあなたに連絡しなくなったのでしょうか。彼に何か事情があったのでしょうか。彼の母親や元職場の人もあまり協力的ではないようですね。彼の現在の居場所や状況が分からないということは、とても不安だと思います。我々が最後までサポートさせて頂きます！
探偵による人探し調査結果
聞き込みや張り込みなどの調査では現在の住まいを特定することは不可能だと思い「データ特殊調査」を行いました。
ご実家情報と転居先からの転居先調査を実施した結果、東京都に転居されていることが判明しました。
その後所在調査を行い婚約者の姿を無事に確認し、人探し調査を終了しました。
ご依頼者様の声
転居先が東京都と報告を受けた時正直私は彼に騙されているのではないかと疑いました。当初の相談には書いていませんでしたが、彼はギャンブルが好きで、消費者金融からお金も借りていました。彼の借金を返済するために私が貯めてきた貯金で彼に５００万円程渡しました。今後の夫となる人だからと思ってです。
彼の母親にも伝えていません。私も両親に話せませんでした。ただ今回の調査で判明した住所に勇気を振り絞り行きました。彼のマンションのインターホンに対応したのは、彼ではなく女性でした。その後、彼がインターホンで応対した後、外に出てきました。近くの公園で2時間ほど話した後、その日は帰宅しました。彼が現在住んでいる女性は、仕事の同僚だと言っていましたが、信じられません。突然音信不通になった理由も支離滅裂な答えでした。私のせいだと逆ギレされました。結局、婚約を破棄したいと言われました。悔しかったので彼の母親に状況を説明しましたが、まるで他人事のようでした。お金のことも息子と話し合ってくださいと不愛想に言われて終わりました。このままでは悔しかったので、気持ちを抑えて弁護士に相談しました。弁護士は、貸したお金に対してや婚約破棄や慰謝料などの請求をすることができると言ってくれました。
その後、彼も弁護士の代理人を立てて、お金は、返金されました。何もせずにいたらきっともっと後悔していたと思うので、心も楽になり解決することができました。
上記の具体的な解決事例と費用
解決までの期間：２０日
調査費用：44万円（着手金１５万円と成功報酬２５万円）
まとめ：婚約者の失踪は一人で抱え込まず、プロの力で解決へ
婚約者の突然の失踪は、残された方にとって計り知れない不安と苦痛をもたらします。失踪の背景には、個人の心理的な問題から事件・事故、あるいは新しい人間関係など、様々な複雑な理由が考えられます。
この記事では、失踪した婚約者を探すための具体的なステップや、警察・弁護士といった公的機関の役割、そして探偵事務所が果たせる身元特定や原因究明といった専門的な調査の重要性について解説しました。
ご自身での捜索には限界があり、警察も事件性が低い場合は積極的に動けないのが現実です。しかし、探偵事務所は、長年の経験と独自の調査手法で、わずかな情報からでも失踪者の手がかりを発見し、解決へと導く専門家です。
「一体何が起きたのか知りたい」「無事を確認したい」「新たな人生を歩むために真実を知りたい」もし婚約者の失踪でお悩みでしたら、決して一人で抱え込まず、まずは日東探偵社にご相談ください。無料相談であなたの状況を詳しくお伺いし、最適な解決策と明確な費用をご提案いたします。一歩踏み出す勇気が、解決への扉を開きます。
この記事の監修者
株式会社Nitto（日東探偵社）本部
記事の監修担当者：獅子田純華
年間1000件の人捜し成功実績を誇る人捜し調査のスペシャリスト
人探し・行方調査・所在調査などを専門として行う捜索のプロ！探偵興信所・日東探偵社の代表。
心の整理や復縁についての相談実績多数！
