探偵が行う張り込み調査の費用や期間について解説

探偵が張り込み調査する画像

「特定の建物から出てくるところを確認したい」「嫌がらせの証拠を残したい」「浮気相手との接触を確認したい」。このような場面で、探偵の張り込み調査を検討する人は少なくありません。

張り込み調査は、対象者を追い続ける尾行とは違い、特定の場所で出入りや接触、行動の有無を確認する調査です。動きがあるまで待つ時間が長くなるため、費用や期間は一律ではありません。

一方で、自分で長時間見張る行為は、相手や近隣に気づかれたり、不審者として通報されたりするリスクがあります。方法を誤ると、証拠を残すどころかトラブルにつながることもあります。

この記事では、張り込み調査の費用や期間が変わる理由、依頼前に整理しておきたい情報、探偵に相談する際の注意点について解説します。

張り込み調査とはどのような調査か

張り込み調査とは

探偵が行う張り込み調査とは、特定の場所で対象者の出入り、接触、行動の有無などを確認する調査です。浮気調査、素行調査、嫌がらせ被害の確認、人探しや所在確認の一部として行われることがあります。

張り込みは、ただ同じ場所で待っていればよい調査ではありません。対象者が現れる時間帯、周辺環境、待機できる位置、撮影条件、近隣からどう見えるかまで確認して進める調査です。無理に張り込みを続けると、相手に警戒されたり、近隣から不審に思われたりすることがあります。

特定の場所で出入りや接触を確認する調査

張り込み調査では、対象者が特定の建物や場所に出入りするか、誰かと接触するか、一定の行動を取るかを確認します。たとえば、浮気調査ではホテルや相手宅への出入り、嫌がらせ調査では被害場所での不審な行動などを確認することがあります。

調査の目的によって、確認すべき内容は変わります。単に出入りを確認するだけでよい場合もあれば、写真や動画、時系列の記録、報告書として後から説明できる資料が必要になる場合もあります。

尾行調査との違い

尾行調査は対象者の移動に合わせて追跡する調査です。一方、張り込み調査は特定の場所で対象者の動きを待つ調査です。

実際の調査では、尾行と張り込みを組み合わせることもあります。対象者の移動を追い、目的地に到着したら出入りや接触を確認するために張り込みを行う流れです。

そのため、張り込み調査の費用や期間は、待機時間だけでなく、尾行の有無、調査員の人数、場所の条件によっても変わります。

浮気・素行・嫌がらせ確認で使われることがある

張り込み調査は、配偶者の不貞行為の確認、交際相手や家族の生活状況の確認、従業員の勤務実態の確認、嫌がらせ被害の証拠収集などで使われることがあります。

ただし、どのような目的でも依頼できるわけではありません。ストーカー目的、嫌がらせ目的、相手に危害を加えるおそれがある依頼、違法な撮影や敷地内への侵入を求める依頼は受けられません。

張り込み調査の費用が変わる理由

探偵が行う張り込み調査の目的

張り込み調査の費用は、調査員の人数と調査時間だけで決まるものではありません。対象者が現れるまでの待機時間、調査する場所の条件、撮影や報告書の内容、車両の有無などによって変わります。

短時間で確認できる場合もありますが、対象者が現れなければ調査時間だけが過ぎることもあります。そのため、料金を考えるときは「何時間でいくらか」だけではなく、「どの条件で費用が変わるのか」を理解しておくことが大切です。

張り込み調査の費用に関わる主な項目

  • 調査員の人数
  • 張り込み時間と調査日数
  • 調査する場所の条件
  • 車両や待機場所の有無
  • 深夜・早朝の調査
  • 撮影や記録の難易度
  • 報告書や証拠資料の内容
  • 交通費・駐車場代・高速料金などの経費

待機時間が長くなるほど費用が増えやすい

張り込み調査は、対象者が動くまで待つ時間が発生します。対象者が予定通りに現れれば短時間で確認できることもありますが、外出しない、別の出入口を使う、予定が変わるといった場合には、調査時間が長くなることがあります。

待機時間が長くなれば、調査員の稼働時間も増えます。そのため、事前に対象者が現れやすい曜日や時間帯を整理しておくことが、費用を抑えるうえで重要です。

調査員の人数や車両の有無で変わる

張り込み調査では、1名で対応できる現場もあれば、複数名で確認した方が安全な現場もあります。出入口が複数ある建物、人通りの多い場所、対象者を見失いやすい場所では、調査員の人数が必要になることがあります。

また、車両で待機する必要がある場合や、調査場所までの移動に車両を使う場合は、車両費や駐車場代などの経費が発生することもあります。

場所の条件や撮影環境で難易度が変わる

張り込み調査は、どこで確認するかによって難易度が変わります。住宅街、商業施設、勤務先付近、ホテル周辺などでは、人通り、待機できる位置、撮影条件、近隣からの見え方が異なります。

長時間同じ場所にいることで周囲に不安を与える可能性がある場合は、無理に張り込みを続けるのではなく、調査方法や時間帯を見直す判断も必要です。張り込みは、証拠を取ることだけでなく、周囲への配慮と安全性を含めて計画する調査です。

張り込み調査にかかる期間の考え方

張り込み調査に必要な期間は、調査目的と対象者の行動によって変わります。1日で確認できる場合もありますが、数日かけて確認しなければ分からない場合もあります。

特に、嫌がらせ被害や不定期な行動の確認では、対象者がいつ現れるか分からないため、期間を広めに考える必要があることもあります。

1日で分かる場合と数日必要な場合がある

対象者が現れる日時がある程度分かっている場合は、1日で必要な確認ができることがあります。たとえば、特定の曜日や時間に行動する傾向がある場合は、調査日を絞りやすくなります。

一方で、行動が不規則な場合や、証拠として複数回の確認が必要な場合は、数日間の調査が必要になることもあります。

対象者が現れない日もある

張り込み調査では、対象者が現れない日もあります。この場合、調査員が待機していても、確認したい行動が起きないことがあります。

これは調査の失敗とは限りません。対象者の行動がなかったことも一つの確認結果です。ただし、目的達成のために再調査が必要になる場合があります。

調査目的によって必要な期間は変わる

浮気調査で出入りの確認をしたい場合、勤務実態を確認したい場合、嫌がらせ被害の証拠を残したい場合では、必要な期間が異なります。

「一度確認できればよい」のか、「複数回の行動を記録する必要がある」のかによって、調査日数は変わります。依頼前には、何をもって目的達成とするのかを整理しておきましょう。

張り込み調査の費用を抑えるために準備すること

張り込み調査の費用を抑えるには、安い探偵事務所を探すだけでは不十分です。依頼前に情報を整理し、調査日時や確認場所を絞ることが、無駄な調査時間を減らす近道になります。

対象者が現れやすい日時を整理する

対象者がよく外出する曜日、帰宅が遅い日、特定の場所へ向かう時間帯などを整理しておくと、調査日を絞りやすくなります。

「何となく怪しい」だけで依頼すると、長時間の張り込みが必要になり、費用が高くなる可能性があります。過去の行動パターンをメモに残しておくことが有効です。

確認したい場所を絞る

張り込み調査では、どこで確認するかが重要です。自宅、勤務先、店舗、駐車場、ホテル周辺など、確認したい場所が複数ある場合は、優先順位を決めておきましょう。

場所が絞れていれば、調査計画を立てやすくなります。反対に、場所が曖昧なままだと、事前確認や調査範囲が広がり、費用も増えやすくなります。

必要な証拠の内容を明確にする

張り込み調査を依頼する前に、どのような証拠が必要なのかを考えておくことも大切です。出入りの確認だけでよいのか、相手との接触を記録したいのか、時系列の報告書が必要なのかによって、調査内容は変わります。

目的が曖昧なまま依頼すると、必要以上に調査範囲が広がりやすくなります。何を確認したいのかを明確にして相談することで、無駄な調査を避けやすくなります。

探偵に張り込み調査を依頼する前の注意点

どんな場所から張り込みをするか

張り込み調査は、相手の生活や周囲の環境に関わる調査です。そのため、料金だけでなく、調査方法の安全性や法令遵守を確認する必要があります。

違法な撮影や敷地内侵入はできない

張り込み調査では、完全かつばれないように目視し情報を記録します。敷地内に無断で入る、室内をのぞき込む、盗撮にあたる撮影をする、違法な機材を使うといった調査はできません。

もし探偵事務所から、強引な撮影や違法な方法を提案された場合は、その時点で依頼を見直すべきです。違法な方法で得た情報は、依頼者自身のトラブルにもつながります。

安すぎる料金や追加費用に注意する

張り込み調査を依頼するときは、料金の安さだけで判断しない方が安全です。最初の見積もりが安く見えても、延長料金、車両費、深夜料金、報告書作成費などが別途発生することがあります。

契約前には、調査員の人数、稼働時間、経費の扱い、追加料金の条件、調査を中断する場合の判断基準を確認しておきましょう。

自分で長時間見張る行為は避ける

対象者の自宅や勤務先付近に長時間とどまる行為は、本人だけでなく近隣住民にも不安を与える可能性があります。車内で待機しているだけでも、場所によっては不審者として通報されることがあります。

また、一度相手や周囲に警戒されると、その後の確認が難しくなります。張り込みは「待つだけ」の調査に見えますが、場所、時間帯、周囲への見え方を考えなければ、証拠を残す前にトラブルになることがあります。

張り込み調査のよくある質問

Q
張り込み調査は短時間でも依頼できますか?
A
はい、短時間の張り込み調査も相談できます。ただし、調査内容や現場の状況によっては最低稼働時間が決まっている場合があります。対象者が現れやすい時間帯や確認したい目的を事前に整理しておくことで、無駄な調査時間を抑えやすくなります。
Q
張り込み調査は何日くらい必要ですか?
A
1日で確認できる場合もありますが、対象者が現れない日や、証拠として複数回の確認が必要になる場合もあります。浮気調査、素行確認、嫌がらせ被害の確認など、目的によって必要な期間は変わります。事前情報が多いほど、調査日を絞りやすくなります。
Q
張り込み中に近隣住民や警察から声をかけられることはありますか?
A
住宅街や人通りの少ない場所では、周囲から不審に思われる可能性があります。そのため、探偵は現場の状況を見ながら、張り込み位置や時間帯を慎重に判断します。周囲に不安を与えるおそれがある場合は、無理に継続せず、調査方法を見直すこともあります。
Q
自分で張り込みをしても問題ありませんか?
A
自分で張り込みを行うことはおすすめできません。相手に気づかれて関係が悪化したり、近隣から通報されたり、方法によってはトラブルにつながるおそれがあります。証拠を残したい場合や、相手に警戒されたくない場合は、無理に自分で行動せず、専門家に相談する方が安全です。
Q
張り込み調査ではどのような報告を受けられますか?
A
調査後は、対象者の出入り、接触、移動、確認できた行動などを時系列で整理した報告を受けることができます。写真や動画の有無、報告書の形式、提出までの流れは調査内容によって異なるため、契約前に確認しておくことが大切です。

張り込み調査は「待つ時間」と「場所の条件」で費用が変わる

張り込み調査は、対象者が現れるまで待つ調査です。そのため、費用や期間は単純な時間単価だけでは判断できません。確認したい場所、対象者が現れやすい時間帯、出入口の数、周辺環境、必要な記録の内容によって調査の組み立て方は変わります。

費用を抑えるには、対象者が動きやすい曜日や時間帯、確認したい場所、必要な証拠の内容を事前に整理しておくことが大切です。情報が曖昧なままだと、待機時間が長くなり、結果として費用が増えやすくなります。

一方で、安さだけで依頼先を選ぶと、必要な人数が足りない、報告内容が不十分、追加料金が発生するなどのトラブルにつながることがあります。張り込み調査は、費用だけではなく、現場判断、法令遵守、報告書の内容まで確認して依頼する必要があります。

探偵に相談する場合は、分かっている情報を整理し、どこで何を確認したいのかを明確にしたうえで、調査方法と見積もりを確認してから進めましょう。

この記事の監修者

この記事の監修者

株式会社Nitto(日東探偵社)本部
記事の監修担当者:獅子田純華
人探し・行動調査・素行調査・所在確認など、相談内容に応じた調査提案を行う日東探偵社の担当者。
張り込み調査に関する相談内容をもとに、記事内の費用の考え方、期間の目安、依頼前に整理すべき情報、違法調査を避けるための注意点について確認を行っています。

 

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