
探偵事務所や興信所に多く依頼や相談が寄せられる人探し調査や行方調査は、とても項目が幅広く、初恋の人探しや思い出の人探し、家出失踪した家族を探してほしいなど、自分では探すことができないので探偵を利用する方が多いです。こうした場合、初めて探偵や興信所を利用する人は、費用感は分かりません。そこで今回の記事では、人探し調査や行方調査を探偵や興信所に依頼した場合の事例や料金相場について具体的な事例と実際にかかる費用を詳しく紹介します。分かりやすいよう行方不明者捜索費用から思い出の人探しまで幅広く解説しています。
この記事はこのような方に向いています!
- 探偵に人探しを頼んだときの相場を知りたい人
- 人探し調査の事例や費用を確認したい人
- 人探し調査の料金を予算内で見つけたい人
目次
人探し調査の種類で料金相場が大きく変わる理由
「人探し」と一口に言っても、その目的や背景は多種多様です。日東探偵社には、これまで多岐にわたる人探し調査のご相談が寄せられてきました。ここでは、ご依頼が多い代表的なケースをご紹介します。あなたのお悩みも、きっと解決できる道があります。人探し調査は、主に「家族や身内以外の人探し(思い出の人探しなど)」と「親族や身内の家出・失踪者の捜索(行方不明者調査など)」の2種類に分類できます。
家族・親族以外の関係者に関する人探し・所在調査
過去に繋がりがあった方や、現在の接点に不安がある方を対象とした調査です。情報が少なく諦めていた方も、ぜひご相談ください。下記のようなお悩みが多いです。
- 傷つけてしまった元彼女に謝罪をしたい
- 一方的に振ってしまった元カレを探してほしい
- 初恋の人が結婚しているか気になる、または再会したい
- 昔お世話になった恩人ともう一度会いたい
- 好きだった人の現在を知りたい
- 音信不通になった友人や喧嘩別れした旧友と人間関係を修復したい
- マッチングアプリやSNSで知り合った人と、もう一度連絡を取り合いたい
- 元婚約者の現在の状況を知りたい
- 交際相手が住所を教えないため、住所を調べてほしい
- 親しくなった風俗嬢の移籍先を調べてほしい
- お金を貸した風俗嬢の所在を確認したい
- 債務者の所在を特定したい
家出・失踪者に関する人探し・安否確認調査
行方不明者を捜索する緊急性が高く、一刻も早い発見が求められるケースや、連絡が取れなくなった家族・身内の安否確認を目的とした調査です。
- 突然家出した妻や夫の失踪調査
- 行方不明になった娘や息子の家出調査
- 連絡が取れない親族の安否を確認したい
- 音信不通になった社員の所在を確認したい
- 精神疾患を患っている家族が家出したので探してほしい
- 認知症の父親や母親が失踪したので探してほしい
- 妻や夫が不倫をしていたことを知り喧嘩して家出をしたので連れ戻したい
これらの調査は、ご提供いただける情報量や調査の難易度によって費用が異なります。まずは無料相談で、お持ちの情報とご希望をお聞かせください。
家族・親族以外の関係者に関する人探し・所在調査の事例
音信不通になっている人を探す調査がメインになります。
未練が残る元カレと復縁をしたいけど、連絡先も変わってしまって探す手段がない人や初恋の人を探してもらいたい人、などでも音信不通となってから期間が短い長い、その他情報量で人探し調査の料金も変動します。
実際に引き受けた事例をご紹介します。事例は下記の通りです。
未練が残る元カノ探し(事例1)
依頼者:40代男性 東京都在住
高校生の頃に交際し、諸事情で一方的に別れてしまった初恋の彼女を約30年ぶりに探したいというご依頼でした。長年の後悔から、彼女が現在幸せに暮らしているか、もし独身であればもう一度会って謝罪し、関係を再構築したいという強い思いをお持ちでした。
手元にある情報としては、彼女の当時の氏名、生年月日、最後の居住地(既に転居済み)、そしてご自身の誕生日が使われているブログアカウントの発見のみ。ご自身での捜索は限界を感じ、探偵事務所にご相談されました。
ご提供いただいた情報をもとに、当社のデータ調査(氏名検索や公開情報の照合)を中心に調査を進めました。その結果、彼女の現在の住所を特定。彼女は3年前に離婚されており、現在は独身であることも判明しました。その後、当社のサポートを通じて彼女と再会を果たし、現在は連絡を取り合える関係にまで発展されています。
このケースでの調査費用は、着手金のみ合計金額33万円でした。
※探偵からのコメント: 今回、我々探偵としても、捜すことに成功して復縁の希望があることがとても嬉しく思います。
元婚約者探し(事例②)
依頼者:60代男性 福岡県在住
約40年以上前、同じ会社で交際し婚約までした彼女がいらっしゃいました。しかし、ご病気の父親の介護のため、一方的に婚約を解消せざるを得ませんでした。その後、結婚と離婚を経て、現在はお一人で暮らしている中で、当時の彼女への後悔と「他に良い選択があったのではないか」という思いが募り、再会を希望されてのご依頼です。
手元には40年前の情報しかなく、ご自身での捜索は困難だったため、日東探偵社にご相談いただきました。
ご依頼後、当社のデータ調査(氏名検索、公開情報の照合、旧住所からの追跡など)を中心に彼女の所在調査を進めました。その結果、彼女は既に結婚されたものの、ご主人が亡くなられて現在は未亡人であることが判明。依頼者様は手紙でご自身の連絡先を伝え、数日後には彼女からの電話があり、40年ぶりに連絡を取り合う関係に戻られました。今ではお二人で食事に出かけるなど、止まっていた時間が再び動き出したとのことです。
このケースでの調査費用は、着手金20万円と成功報酬約20万円(合計44万円)税込みとなりました。
※探偵からのコメント:人生は一度きりです。生きていれば後悔・謝罪・未練は沢山あるなかで、今回、人生を振り返り探すことを選択した結果とても良い形を手に入れることの協力が出来て良かったです。
親族や身内の家出行方不明者失踪調査
親族の失踪、父親の突然の失踪や妻の家出、息子や娘の失踪など事件性や命に関わる問題なので、緊急性が高く料金も高額になりやすい人探しになります。
親族以外でも、お金を貸して逃亡している債務者を探したり、交際相手の彼氏や彼女の家出、社員の失踪なども含まれます。事例は以下の通りです。
人探し・所在調査事例1(甥っ子の家出失踪調査)
依頼者:40代女性 三重県在住
事故で亡くなった妹の息子(甥、未成年)を引き取り育てていましたが、素行不良のため民間施設に入所させました。しかし、施設から失踪したとの連絡を受け、ご依頼いただきました。施設からの情報やビラ配り協力の要請はあったものの、ご自身での捜索には限界がありました。
調査依頼後、甥が祖母(依頼者の母)からお金を借りて地元に戻ってきていることが判明。友人の情報も不明な中、探偵事務所には広範囲でのビラ配り、聞き込み、24時間営業の施設や駅周辺での張り込みを依頼しました。
探偵と離婚した実父との連携により、甥が交際している女性がいることが判明。彼女の住所を特定し、張り込みを行った結果、甥を保護することができました。その後、彼女の両親にも事情を説明し、無事に甥を施設に戻すことができました。
このケースでの調査費用は、調査員3名にて聞き込みや張り込みの長い調査期間で合計金額120万円でした。
行方不明者や家出人失踪調査の料金相場
家出人を捜索する失踪調査では、複数の調査員を動員し「聞き込み調査」「張り込み調査」などを駆使して家出人の捜索を行います。
浮気が原因での失踪なのか?精神的な問題で失踪したのか?などで失踪した場合も手がかりが少なく時間と費用が高額になるケースが多い調査になりますので、
失踪・家出人の調査費用の相場は、調査員の人数と日数と基本料金を含んだ金額が相場になります。
捜索期間が10日であれば、50万円~100万円前後くらいが相場とされております。
警察に行方不明者届を出しても、基本的には情報提供を待つしかありません。新たな手がかりがなければ、進展も期待しにくく、精神的な負担も大きくなります。一方、探偵に依頼すれば費用はかかりますが、限られた情報の中から積極的に捜索を進めてもらえるという大きなメリットがあります。
失踪や行方不明者を捜索する料金プラン
失踪調査の料金プランは、調査員人数+時間で決める時給料金と1日の稼働時間と総合して時間を消化するパック制度があります。
失踪調査では、実際に調査員を動員して人を動かし経費も掛かりますので、完全成功報酬制度を設けている探偵事務所はありません。
1日稼働時間時給制度
調査対象者の失踪した後の潜伏先や立ち寄り場所の手がかり、失踪する協力者の情報が掴めている場合には、おススメの料金プランになります。
例えば、銀行の通帳履歴を入手できた家族からどこどこの銀行又はコンビニのATMで出金の確認が取れた場合、張り込みなので失踪人を捕捉したい場合などに利用されているプランです。
その他、GPSなどで行動履歴が確認できる場合も利用されています。
定額パック料金制度
失踪した対象者の情報が少ない場合、手がかりが少ない場合には、発見するまで時間が用されます。
パック制度を利用すれば、契約期間の中で時間を取り決めて足取りを段階的に捜索することが出来る調査期間に合わせたプランです。
失踪した人を探す調査のパック料金の相場は、1か月内で80時間稼働した場合は、おおよそ80万円~150万円かかるとされております。
大手探偵事務所と個人探偵事務所での料金の違いも下表にまとめました。
【探偵事務所の規模】 | 【料金相場】 | 【メリットとデメリット】 |
大手探偵事務所 ※全国に支店が多数ある事務所 |
着手金:50万円~150万円 成功報酬:50万円~100万円 |
メリット:テレビで見かけるので安心感がある デメリット:調査員は多いが金額が高額 |
中堅クラスの探偵事務所 ※3支店くらいある探偵事務所 |
着手金:40万円~120万円 成功報酬:40万円~80万円 |
メリット:広告に芸能人を起用して安心できる デメリット:相談員と調査員が違うのでリアルタイム報告が受けずらい |
個人の探偵事務所 ※本店のみ |
着手金:30万円~80万円 成功報酬:30万円~60万円 |
メリット:リアルタイムに報告が受けられる デメリット:調査員が少ない |
人探し調査料金を安くするためのポイント
人探し調査を探偵事務所や興信所に依頼する際、費用をできるだけ抑えたいと考えるのは自然なことです。ここでは、調査料金を予算内で収めるための、具体的な3つのポイントを紹介します。
1. 事前情報はできるだけ多く、正確に集める
探偵に調査を依頼する前に、可能な限り多くの情報を自分で集めることが、費用削減に最も効果的です。対象者の情報が多ければ多いほど、探偵は効率的に調査を進められ、結果として調査時間や費用を抑えられます。
- 対象者自身の情報: 氏名(旧姓含む)、生年月日、住所(現住所でなくても可)、電話番号、勤務先、出身校、卒業年、趣味、特技、病歴など
- 家族・友人関係: 家族の名前や連絡先、親しい友人や同僚の名前、SNSアカウント
- その他: 最後に連絡を取った日時・場所、現在の交友関係、立ち寄りそうな場所、普段の行動パターン、使用している交通手段、写真や動画など
これらの情報は、調査対象者本人に関するものだけでなく、周囲の人に関するものも有効です。些細な情報でも、探偵にとっては重要な手がかりとなる場合があるので、事前にしっかりと整理しておきましょう。
2. 複数の探偵事務所から見積もりを取り、比較する
人探し調査の料金体系やプランは、探偵事務所によって大きく異なります。そのため、1社だけでなく最低でも3社から見積もりを取り、比較検討することが非常に重要です。
- 料金体系の確認: 各社の料金体系(時間制、パック制、成功報酬制など)や、それぞれのプランに含まれる内容(交通費、報告書作成費、諸経費など)を細かく確認しましょう。
- 追加料金の有無: 見積もり以外の追加料金が発生する可能性がないか、どのような場合に発生するのかを明確にしておきましょう。
- 対面での相談: 料金の比較だけでなく、実際に探偵に会って相談することで、担当者の対応や事務所の雰囲気、信頼性を判断できます。電話では親切でも、実際に会うと態度が違う、強引な契約を迫る、といった悪質なケースもあるため注意が必要です。冷静に判断し、信頼できる探偵を選びましょう。
3. 調査プランが目的に沿っているか見極める
「何を目的として、どこまでの情報を知りたいのか」を明確にし、それに合った最適な調査プランを選ぶことが、無駄な費用をなくす上で最も重要です。
- 「見つければOK」なのか、それとも「現在の状況まで知りたい」のか: 単に所在が分かれば良いのか、現在の生活状況、結婚の有無、健康状態まで知りたいのかによって、必要な調査の深さが変わります。
- 料金体系の選択: 情報が少なく、見つかるか不明な場合は「成功報酬制」がリスクが低いと感じるかもしれません。短期間で解決しそうな見込みがある場合は「時間制」がお得になることもあります。長期化する可能性が高い、または調査範囲が広い場合は「パック料金制」が総額を把握しやすいでしょう。
事前に探偵事務所と十分な話し合いを行い、「何が判明したら成功なのか」「どこまでの調査が必要なのか」を具体的に取り決め、契約書に明記することで、費用に関するトラブルを防ぎ、予算内で効率的な調査が可能になります。
まとめ:人探し調査の費用を理解し、賢く依頼する
探偵事務所や興信所に人探し調査を依頼する場合、初恋の人や音信不通の友人を探す調査と、突然失踪した行方不明者の捜索とでは、料金相場が大きく異なります。しかし、どちらのケースにおいても、依頼する側が「料金の仕組み」と「費用を抑えるポイント」を事前に理解しておくことが非常に重要です。
一般的な目安として、行方不明者失踪調査の相場は1週間で60万円前後ですが、音信不通の人や初恋の人探しなど、昔関係があった人を探す調査では、情報量に応じて最短5日~40日くらいで10万円~50万円くらいが相場となります。
ご自身の状況に合わせた最適なプランを見つけ、納得のいく形で人探し調査を進めるために、まずは日東探偵社にご相談ください。経験豊富なプロの探偵が、あなたの悩みに寄り添い、明確な料金体系と効率的な調査で、問題解決をサポートします。
この記事の監修者
株式会社Nitto(日東探偵社)本部
記事の監修担当者:獅子田純華
年間1000件の人捜し成功実績を誇る人捜し調査のスペシャリスト
人探し・行方調査・所在調査などを専門として行う捜索のプロ!探偵興信所・日東探偵社の代表。
