「恩人を探している」「もう一度、会いたい人がいる」「連絡が取れず探したい人がいる」など、人探しを考える理由は人によって違います。
この記事を見ている方の多くは、探偵に人探しを依頼した場合、本当に見つかるのか、成功率はどれくらいなのか、不安を感じているのではないでしょうか。
ネットで検索すると、「成功率〇〇%」といった数字を掲げている探偵事務所もあります。しかし、探偵業界に長くいると、その数字がどのような基準で出されたものなのか分かりにくいと感じることもあります。
人探しの成功率は、家出や失踪のように緊急性や難易度が高い相談なのか、昔の思い出の人を探す相談なのかによっても変わります。さらに、手元にある情報の量、情報の正確性、最後に連絡を取った時期によっても、見つかる可能性は大きく左右されます。
この記事では、探偵の人探しにおける成功率の考え方と、見つかる可能性を高めるために必要な情報について解説します。
目次
探偵の人探しは必ず同じ成功率になるわけではない
探偵に人探しを依頼しようと考えたとき、多くの方がまず気にするのが成功率です。GoogleやYahoo!で「人探し 成功率」と検索すると、探偵事務所や興信所が高い成功率を掲げているページを目にすることがあります。
ただし、人探しの成功率はすべての依頼で同じになるわけではありません。氏名、生年月日、旧住所、勤務先、実家、最後に連絡を取った時期など、事前情報の量と正確性によって、見つかる可能性は大きく変わります。
たとえば、氏名や生年月日、過去の住所が正確に分かっている人探しは、調査を進めやすい傾向があります。一方で、名前が不確定な場合、情報が古すぎる場合、相手が意図的に行方を隠している場合、海外へ移住している場合などは、難易度が高くなります。
そのため、探偵事務所が公表している成功率の数字だけで判断するのは危険です。大切なのは、自分が持っている情報でどこまで調査できるのか、どの情報が成功率を左右するのかを事前に確認することです。
次に、見つかる可能性が高くなりやすい人探しと、難しくなりやすい人探しの違いを解説します。
【高い確率】見つかりやすい人探し
見つかる可能性が高くなりやすい人探しは、手元にある情報の量と正確性が大きく関係します。氏名、生年月日、旧住所、勤務先、実家、最後に連絡を取った時期などが正確であれば、古い情報でも現在につながる手がかりを確認できる場合があります。
見つかる可能性が高くなりやすい情報
人探しでは、情報の量だけでなく正確性が重要です。氏名、生年月日、旧住所、勤務先、実家、学校名、最後に連絡を取った時期などが正確であれば、古い情報でも現在につながる手がかりになることがあります。
反対に、名前が曖昧だったり、聞いた話だけの情報だったりすると、調査の難易度は上がります。
SNSやマッチングアプリで知り合った相手は、情報が少ないため難しいと思われがちです。しかし、実際に相手の自宅へ行ったことがある、氏名を確認している、勤務先や生活圏を聞いているなど、本人につながる情報が残っている場合は、調査を進めやすくなります。
見つかる可能性が高くなりやすい人探しの例は、以下の通りです。
- 過去に住んでいた住所や転居時期が分かっている
- 氏名・生年月日・旧住所が正確に分かっている
- 現在または過去の勤務先が分かっている
- 実家や出身地、学校名など本人につながる情報がある
- マッチングアプリで知り合った相手でも氏名や自宅情報を確認している
- 同級生や初恋の人など、当時の学校や地域が分かっている
- 古い情報でも内容が正確で、複数の手がかりが残っている
- 携帯電話やメール、SNSなど一部の連絡手段がまだ残っている
【低い確率】見つかりにくい人探し
見つかる可能性が低くなりやすい人探しは、情報が少ない、情報が曖昧、時間が経過している、相手が意図的に行方を隠している場合などです。
ただし、見つかる可能性が低いからといって、必ず探せないという意味ではありません。少ない情報でも、名前、年齢、出会った場所、会話の内容、写真、SNS、過去の住所などが組み合わさることで、調査の糸口になる場合があります。
見つかりにくくなる主な理由
名前が本名か分からない、住所や勤務先が不明、最後に会ってから長い年月が経っている、相手が転居を繰り返している、海外へ移住している、逃げている人、意図的に連絡を絶っているなどの場合は、調査の難易度が上がります。
このような相談では、最初から高い成功率を期待するよりも、今ある情報でどこまで確認できるかを見極めることが大切です。
見つかる可能性が低くなりやすい人探しの例は、以下の通りです。
- 海外に移住していまった場合
- 一度しか会っておらず、会話の記憶も少ない場合
- マッチングアプリやSNSで表示名しか分からない場合
- LINEの名前しか分からない場合
- 最後に連絡を取ってから長い年月が経過している場合
- 仕事の都合上、転勤で住所を転々としている場合
- 住民票上の住所に住んでいない可能性がある場合
- 海外に移住している可能性がある場合
- 借金、金銭トラブル、男女トラブルなどで意図的に逃げている場合
- 家出や失踪から長期間が経過している場合
【情報量別】人探し調査の成功率の目安
人探しの成功率は、探している相手の情報量や正確性によって大きく変わります。氏名、生年月日、旧住所、勤務先、実家、最後に連絡を取った時期などが分かっている場合は、調査を進めやすくなります。
一方で、名前が曖昧、SNSの表示名しか分からない、最後に会ってから長い年月が経過している場合は、確認に時間がかかりやすく、難易度も上がります。以下は、相談内容から見た成功率の目安です。
| お持ちの情報状況 | 調査期間の目安 | 成功率の目安 |
|---|---|---|
| 情報が多い場合 氏名、生年月日、旧住所、携帯番号、勤務先、実家などが正確に分かっている |
数日〜1週間前後 | 70%〜90%前後 |
| 一部の情報がある場合 氏名の一部、学校名、勤務先、過去の住所、共通の知人など手がかりが残っている |
1週間〜半月前後 | 30%〜60%前後 |
| 情報が少ない場合 下の名前、ニックネーム、SNSの表示名、LINE名、写真、会話内容など断片的な情報のみ |
半月〜1ヶ月以上 | 10%〜30%前後 |
| 家出・失踪・逃避の可能性がある場合 本人が意図的に行方を隠している、事件事故のおそれがある、時間が経過している |
状況により変動 | 経過時間と状況により大きく変動 |
※上記は成功を保証する数字ではありません。実際の成功率は、情報の正確性、経過年数、相手の状況、調査目的、調査範囲によって変わります。詳しい見込みは、現在分かっている情報を確認したうえで判断する必要があります。
相談事例
※内容は要約してお伝えしています。このように、人探しでは「何年前の情報か」だけで成功率が決まるわけではありません。情報が古くても、氏名、生年月日、旧住所、実家、勤務先、当時の関係性などが正確であれば、現在につながる手がかりになることがあります。成功率が低い内容でも探せないという訳ではないです。
人探し調査は、実際に調査を行ってみて確率がでるものです。やらなければ0%のままです。
一度別の探偵事務所で見つからなかった相談でも、当時の調査範囲や成功条件、残っている情報を見直すことで、別の確認方法が見えてくることがあります。
探偵に依頼する人探しの成功率を上げるためのポイント
人探しの成功率を上げるには、探偵に任せる前の準備も重要です。特別な資料がなくても、依頼者が覚えていること、過去に聞いた話、写真やメッセージの履歴などが調査の入口になることがあります。
ただし、思い込みや曖昧な記憶をそのまま伝えると、調査の方向がずれてしまうこともあります。依頼前には、分かっている情報と不確かな情報を分けておくことが大切です。
正確な情報と曖昧な記憶を分ける
人探しでは、氏名、生年月日、旧住所、勤務先、学校名、実家の地域などが正確であるほど調査を進めやすくなります。反対に、「たしかこの辺りに住んでいた」「名前は似ていると思う」といった記憶だけでは、確認に時間がかかります。
曖昧な情報が悪いわけではありません。大切なのは、それが確実な情報なのか、記憶や人づてに聞いた話なのかを分けて伝えることです。
最後に連絡を取った時期を整理する
最後に会った時期、最後に電話やメールをした時期、転居したと聞いた時期などは、成功率に関わる重要な情報です。5年前の情報なのか、20年前の情報なのかによって、調査の難易度は大きく変わります。
年単位で正確に思い出せなくても、「卒業後すぐ」「結婚前」「転職した頃」など、出来事と合わせて整理しておくと手がかりになります。
小さな記憶も捨てずに伝える
依頼者が「関係ないかもしれない」と思っている情報が、調査では役に立つことがあります。出身地、家族構成、昔の勤務先、よく行っていた場所、話していた地名、SNSの名前、写真に写っている背景なども確認材料になります。
情報が少ない場合ほど、一つの情報だけで判断せず、複数の記憶を組み合わせて見ていく必要があります。
依頼前にまとめておきたい情報
・氏名、旧姓、ニックネーム
・生年月日、おおよその年齢
・過去の住所、実家、勤務先、学校名
・最後に会った時期、連絡を取った時期
・写真、手紙、メール、SNS、メッセージ履歴
・共通の知人、家族、交友関係に関する情報
・探したい理由と、見つかった後にどうしたいのか
探したい目的を先に決めておく
人探しでは、相手の住所を知りたいのか、安否を確認したいのか、手紙を渡したいのか、現在の状況だけ分かればよいのかによって進め方が変わります。
目的が曖昧なまま依頼すると、調査後に「本当はここまで知りたかった」というズレが出ることがあります。成功率だけでなく、調査結果をどう活かすかまで考えておくことが必要です。
【注意】成功率100%という言葉だけで探偵を選ばない
強気な言葉で「絶対に見つかる」「成功率100%」という言葉に期待したくなるものです。しかし、人探しは調査前から結果を断定できるものではありません。
大切なのは、成功率の数字よりも「何をもって成功とするのか」です。住所が分かれば成功なのか、安否確認まで必要なのか、勤務先まで知りたいのか。ここが曖昧なまま契約すると、後からトラブルになりやすくなります。
成功率の高さだけで選ばず、調査の難しさ、成功条件、追加費用の有無をきちんと説明してくれる探偵事務所を選ぶことが重要です。
探偵事務所や興信所の信頼性を判断する方法
- オンラインで、多数の探偵事務所や興信所のウェブサイトをチェックできます。
どの探偵事務所のホームページでも成功率が高く人探しに強い探偵事務所と大々的にPRしていますが、過去にはトラブルも発生しています。 - 過去のどのようなトラブルがあったのかは下記の通りです。
支払った着手金にもかかわらず、調査が進まない状況が続く - 見積りと請求金額が異なる場合がある
- 手がかりもなく調査の期間を延長しようとすることがある
- 目的と違った結果でも成功報酬が発生して請求される
- 調査結果について納得がいかない
探偵事務所と依頼者とのトラブルを避けるためにも目的に沿った結果を出してくれる、信頼性、過去の実績のある探偵事務所や興信所を判断することが重要です。成功率をアップさせるには慎重に信頼できる探偵事務所を見極める必要がありますので、契約前にできることは下記の通りです。
事務所の所在地が明確に記載されていることが信頼性の指標
検索した探偵事務所のホームページ「会社概要」で所在地が明確に記載されていることを確認しましょう!
所在地が記載されていない探偵事務所は少ないですが、実際に存在するかをグーグルマップなどで確認を行いましょう!
探偵業届出証明書が記載されているか確認しましょう
探偵業を営む場合、各都道府県の公安委員会に届け出を行い「探偵業届出証明書」を交付しなければ探偵業の「尾行・張り込み・聞き込み」などは行えません。
届出を行わず探偵業を営んでいれば違法となります。権限もない探偵業まがいの探偵事務所は危険です。
まとめ:探偵の人探し成功率は情報で変わる
探偵の人探し成功率は、すべての相談で同じではありません。家出や失踪のように緊急性が高い相談、昔の知人や恩人を探す相談、音信不通になった相手を探す相談では、必要な情報も調査の難易度も変わります。
大切なのは、成功率の数字だけを信じることではなく、自分が持っている情報でどこまで調査できるのかを確認することです。氏名、生年月日、旧住所、勤務先、最後に連絡を取った時期などが正確であれば、見つかる可能性を高められる場合があります。
日東探偵社では、人探し・所在確認・安否確認について、現在分かっている情報をもとに調査できる範囲を確認しています。探偵への人探し依頼を検討している方は、まずは手元の情報を整理したうえでご相談ください。
この記事の監修者
株式会社Nitto(日東探偵社)本部
記事の監修担当者:獅子田純華
年間1000件の人捜し成功実績を誇る人捜し調査のスペシャリスト
人探し・行方調査・所在調査などを専門として行う捜索のプロ!探偵興信所・日東探偵社の代表。


