張り込み調査は、尾行や聞き込み調査以外で探偵が行う調査になります。張り込みは、パートナーの浮気調査や恋人の素行調査や人探しでも利用される調査です。張り込みに手法にはいくつか手法がありますので、張り込み調査について、方法、費用、期間について解説します。
この記事は、下記のような人におすすめです。
- 張り込み調査の具体的な内容を知りたい人
- 張り込み調査の依頼ケースを知りたい人
- 探偵に張り込み調査の依頼した場合の料金や期間を知りたい人
目次
張り込み調査とは
探偵が行う張り込み調査とは、浮気調査や素行調査などの調査の一部です。その他にも失踪してしまった特定の人物の居場所を特定して張り込みを行うこともあります。
主に、行動を把握するために尾行や張り込みの繰り返しを行います。特定の場所からと特定人物を監視して生活実態や出入りの確認など張り込みだけの調査もあります。
ではどのような目的があるのか以下にまとめて解説します。
探偵が行う張り込み調査の目的
張り込み調査は、主に浮気調査や素行調査などの目的に利用されています。張り込み調査を探偵に依頼する目的を、張り込み調査だけを依頼するケースと尾行と張り込みを組み合わせた素行調査などに分けて解説します。
張り込み調査だけの依頼をするケース①宿泊した証拠が欲しい
探偵に張り込み調査だけの依頼をするケースとしては、浮気相手の住所を掴んでパートナーの出入りの確認をしたいという場合に利用されています。不貞の証拠を押さえる目的で張り込みを行います。浮気相手の自宅やホテルなど宿泊をしたという証拠は不貞の証拠として裁判になっても言い逃れのできない有効な証拠です。
張り込み調査だけの依頼をするケース②嫌がらせの証拠を押さえる
尾行はせずに嫌がらせの証拠を押さえるために、特定の場所から密かに監視します。その他に、嫌がらせをしてくる犯人を監視活動することあります。張り込みという地味な方法ですが、調査活動では決定的な嫌がらせの証拠が取れるので自己防衛や証拠収集を張り込みだけで行います。
尾行と張り込みを組み合わせたケース
尾行と張り込みを組み合わせた内容では、配偶者の浮気の証拠です。主に尾行、移動、追跡することが多いとイメージされますが、100件の浮気調査中、張り込みの時間が7割も占める張り込みは、忍耐力のいる調査になります。
その他の目的については、下記にまとめました。
- 不法行為を行う調査内容(不法投棄 落書き 盗難 窃盗 器物破損)
- 飲食店などのお客の出入り状況を確認し統計を取る
- 競合他社に対する取引先や仕入れ業者を調べる
- 人探しで、偶然を装うために立ち寄り場所などを調べる
- 不正行為を行っている人物に対する情報収集
- ストーカー被害を受けている証拠を押さえる
- 法律に触れない嫌がらせの証拠を押さえて警察に被害届を出す
探偵が行う張り込み方法
張り込み調査の方法では、近隣や対象者など周囲に不審者だと思われないよう慎重に目立たないように車の中から監視する方法と車が止めれない場合は、直接見える位置で監視する方法やバイクや自転車に小型カメラを取り付けWIFIを利用して監視する方法があります。
下調べ(事前調査)
張り込み調査を行う場合は、事前に下調べを行います。建物の出口の個所を建物を一周して確認を行います。車中での監視ができるポイントがあれば張り込み位置の確認する作業を行います。
張り込み位置を確認後スペースを確保する
張り込み位置はとても慎重に選ぶ必要があります。一定の時間同じ場所で張り込み場所を確保ができる現場では、調査の難易度は低くなりますが、長時間同じ場所に居られない場合も多いので、時間帯や人の流れをよく読んで、張り込み場所も変えていきます。
張り込みを着手する
調査対象者を捕捉するまで我慢強くひたすら待ち続けます。人の動きは一瞬です。行動監視する場合は常に2名体制で入れ替わり行います。
証拠を押さえるために見逃せないので、ビデオカメラで録画し続けます。
証拠収集を行うために機材を使い記録する
張り込みの調査時間中は、常に監視しているので目的に沿った情報収集をビデオカメラや特殊な機材を使い録画します。不倫の証拠であれば、出入りの撮影を記録します。嫌がらせ犯人やストーカー被害の証拠収集であれば、調査現場を通り過ぎる人物の全体画像などを記録して情報を集めます。
調査終了後に報告書をお渡しする
無事に証拠収集ができた場合は、張り込みを中断して終了します。決定的な証拠が集められない場合でも報告書をお渡ししています。また調査中、リアルタイムにて依頼者に報告はしています。
どんな場所から張り込みをするか
探偵は、どこから監視や張り込みをするのかは、現場によって場所は違います。住宅街や商業施設など地域によっては直接見張ることが困難な場所などにも対応できるノウハウがあるので、ここでは、場所についての方法などをご紹介します。
密集型のホテル街
浮気調査の場合では、ラブホテルやビジネスホテルに入った後に、出てくるまで張り込みを行います。フレックスタイムなど短時間滞在の人もいれば、宿泊して長時間滞在する対象者たちもいますので、その場合は、事前情報で無断外泊がる対象者だと長時間の外で張り込みが困難な場合は、空室があれば入室して店員や他のお客に怪しまれないように張り込みを行います。ラブホテルは浮気に証拠の決定的な証拠になりますので、どんな困難な状況でも撮影重視で辛抱強く張り込みします。ホテルの外部又は内部にて張り込みを行うことが多いです。
ネオン街
ネオン街での張り込みは、常にキャバクラの呼び込みを行う黒服やキャバ嬢がキャバクラ前に立っていることが多いので声掛けをされることが多いこともあり、繁華街で一定の場所で張り込みを行う際は、負けない気持ちが重要です。違法性のあるお店付近での張り込みでは、警察と間違われたりすることもありますが、場所を変えるなどして監視を行います。しかし対象者の動きなどを見る場合、離れられないので対象者以外の人物に怪しまれる前に位置を変えながら張り込みを行います。
住宅街
住宅街の長時間の張り込みは、近隣住民から不審者と思われて警察に通報される可能性が高くとても難しい場所です。しかし探偵は張り込みのプロです。張り込みが直接行えない場合には、特殊なカメラを使い遠隔で監視することも可能です。
張り込みの期間について
張り込みの期間については、案件によって目的も違うのでさまざまです。浮気調査などであれば、出入りの証拠を押さえるためだけの期間は、1日か5日程度が一般的です。複数回の不倫の証拠押さえる場合は、最低でも3回必要なので、動きが分かる対象者であれば3日くらい必要です。嫌がらせやストーカー被害の証拠収集の期間では、長い期間が必要となるケースが多いので、1週間から3か月くらいの期間は必要となることがあります。
張り込み調査の料金相場
探偵の張り込み料金相場については、調査員の人数と調査時間で決まります。
1名の調査員の料金は、5,000円~7,000円です。基本、張り込み調査は、一人でも対応可能な場合もありますが、2名体制で調査を実施する探偵事務所が多いです。その場合、1名の調査員であれば、高くても7,000円×調査時間となります。その他の料金プランでは、時間パック制度を提供する探偵事務所もあります。短期間の張り込みであれば、安い料金になりますが、調査期間や時間が長い場合は、高い料金となります。
よくあるご質問
張り込み中に警察に通報された場合はどう対応していますか?
住宅街など長時間、張り込みを行っているとよく警察に通報されることがあります。警察に対しての対応としては、依頼者情報は言わず、探偵業務の一環として張り込みをしていると告げます。警察に通報された場合は、1名を残して一時的にその場を離れることもありますが、決定的な証拠で見逃せない場面であれば、現場を離れずに張り込みを継続することがあります。
張り込み中に声を掛けられることはありますか?
はい、あります。工事現場車両で張り込みをしていると、近くで工事があるのって?聞かれることがあります。対象者からの警戒心で声を掛けられることはありませんのでご安心ください。
短時間の張り込み調査でも可能ですか?
はい、もちろん可能です。2時間だけ見てほしい調査でも可能です。ただし1日の最低時間は、4時間となっています。
まとめ
浮気調査や人探し、嫌がらせの証拠を押さえて成功させるためには、張り込み調査はとても重要です。
特に尾行では見失う(失尾)可能性を低くし、張り込み調査では、警戒心を抱かさないように慎重に張り込みを行うことで成功率を向上させることが出来ます。
自分で、張り込み調査を行う場合は、相手のバレてしまうことが多く目的の証拠が取れず無駄足に終わってしまうリスクもありますので、プロの探偵事務所に依頼をすることがおすすめです。
張り込み調査のプロである探偵興信所・日東探偵社では、豊富な実績とテクニックを持った調査員が揃っていますので、頼りになる存在です。無料相談お待ちしております。
この記事の監修者
株式会社Nitto(日東探偵社)本部
記事の監修担当者:獅子田純華
年間1000件の人捜し成功実績を誇る人捜し調査のスペシャリスト
人探し・行方調査・所在調査などを専門として行う捜索のプロ!探偵興信所・日東探偵社の代表。
心の整理や復縁についての相談実績多数!