尾行調査とは、探偵事務所や興信所が行う、特定の人物の行動や素性を調べるための調査です。尾行調査には、相手に気づかれないように追跡したり、写真や動画などの証拠を収集したりする作業が含まれます。
尾行調査は自分で行うこともできますが、相手にバレてしまったり、ストーカー規制法に違反してしまったりする危険性があります。そのため、尾行調査はプロの探偵に任せるのが安全で効果的です。
しかし、探偵に尾行調査を依頼するとなると、気になるのは料金ですよね。探偵に尾行調査を依頼する場合、どんな内容の調査をするのか、そしてどれくらいの料金がかかるのかを知っておくことが大切です。
この記事では、尾行調査の内容や料金相場について詳しくご紹介します。
この記事は、下記のような人におすすめです。
- 浮気や不倫の疑いがあるパートナーの行動を調べたい人
- 家出や失踪した家族や友人の居場所を探したい人
- 探偵事務所に尾行調査を依頼しようと検討している人
目次
尾行調査で真実を暴く、探偵事務所のプロフェッショナルな手法
プロの探偵は、尾行調査探偵が依頼者の対象者の行動や居場所を追跡して、証拠を収集します。
尾行調査の目的は、対象者の不正行為や秘密を暴くことです。
例えば、浮気調査や素行調査などがあります。
尾行調査の方法は、探偵が対象者に気づかれないように、車やバイク、徒歩などで距離を保ちながら追跡します。
また、探偵はカメラやビデオカメラなどで対象者の写真や動画を撮影して、証拠として提出します。
尾行調査は探偵が行う調査の中で、とても重要な調査方法の一つです。
探偵事務所は様々な依頼に応えていますが、尾行を使った調査が得意なところも多いです。
ここでは、尾行調査がどんな内容に使われるのか、いくつか例を紹介していきます。
結婚前調査
結婚前調査とは、結婚相手や婚約者の身辺を調べる調査です。
この調査でわかることは、結婚相手や婚約者の家族や生活、健康や財産など、結婚に関わるさまざまな情報です。
例えば、対象者が過去に離婚していたり、子供がいたり、借金があったり、病気を患っていたり、不倫をしていたりなど、隠していることがないかを調べます。
対象者が本当に信用できる人かどうかを確かめるために、尾行調査が必要になります。
尾行調査では、対象者の日常の行動や交友関係を詳しく調べます。
例えば、対象者が仕事中にどこに行ったり、誰と会ったり、何をしたりしているかを追跡します。
また、対象者が休日にどんな趣味や遊びを楽しんでいるかや、どんな人と連絡を取っているかなども調べます。
離婚前調査
離婚前調査とは、離婚したい相手(夫や妻)事実婚の相手を対象とした離婚前調査です。
この調査では、将来共に幸せになれないと感じて別れたいけでも別れられずにいる相手の離婚原因を徹底的に探ります。
身辺調査
身辺調査とは、特定の人物の経歴や素性、交友関係などを調べる調査です。
身辺調査では、対象者が信頼できる人かどうかや、経歴に嘘がないかどうかなどを調べるために、尾行調査がよく使われます。
身辺調査が依頼されるケースは様々ですが、よくあるのは浮気相手や子どもの婚約者の素性を知りたいときや、初めて取引をする相手の信用度を確かめたいときなどです。
浮気調査
尾行調査が必要になる場面の一つが、浮気調査です。浮気調査とは、調査対象者が不貞行為をしているかどうかを調べる調査です。浮気調査では、対象者がいつどこで何をして誰と会っていたかを調べます。
そのために、尾行や張り込みなどの調査が欠かせません。尾行や張り込みで撮った写真や動画は、浮気の証拠として、離婚や慰謝料の問題に役立ちます。
素行調査
尾行調査が必要になる場面の一つが、素行調査です。素行調査とは、対象者の日常の生活を調べる調査です。素行調査では、対象者の普段の行動を重視します。そのために、尾行調査が主な調査方法となります。
例えば、対象者が仕事中にどこに行ったり、誰と会ったり、何をしたりしているかや、対象者が休日にどんな趣味や遊びを楽しんでいるかなども調べます。
尾行調査の料金の目安と相場について
尾行調査を探偵に依頼するときに気になるのが、料金の相場です。尾行調査の料金は、調査期間と調査員の人数によって大きく変わります。一般的には、調査員1人あたり1時間7,000円程度が目安です。
尾行調査では、2人の探偵がチームになって行うことが多いので、1時間当たり1.4万円程度が必要になります。例えば、2人の探偵が1日5時間の尾行調査をすると、1日当たり70,000円の費用がかかります。
もし、調査が1日で終わらない場合は、調査日数分の費用がかかります。つまり、1週間の調査をすると、約50万円程度の費用がかかることになります。
また、調査員の人数が増えると、料金も増えます。その他にも、調査にかかった交通費や駐車料金などの経費も請求されます。
ですから、見積もりを取るときには、探偵事務所から提示される料金や内容をよく確認し、最終的な費用を把握しておくことが大切です。
尾行調査の料金相場については、おおよそ7万円~50万円くらいが相場になります。
調査費用が高額になるケース
尾行調査とは、探偵が浮気相手の存在や不貞行為の証拠を調べたり身辺調査や嘘を暴く素行調査や真実をしるために利用される調査になります。
尾行調査を探偵に依頼するときには、料金の相場を知っておくことが大切です。
しかし、料金は調査の内容や状況によって変わります。
特に、以下のような場合には、調査費用が高くなる可能性があります。
- 移動手段が不特定
- 対象者が警戒している
- 浮気相手と接触する機会が少ない
- 張り込みや尾行がしにくい場所
- 外出しないタイプ
調査対象者が遠くまで移動したり、浮気のタイミングが不定期だったりすると、調査期間が長くなります。その結果、費用も高くなります。さらに人混みの中で尾行すると、対象者を見失うリスクが高まります。そうなると、調査員を増やす必要がありますが、それも費用に影響します。
尾行調査は基本的2人で行う
尾行調査を探偵に依頼するときには、調査員の人数にも注意が必要です。
一般的には、最低でも2人の探偵が尾行調査を行います。
なぜなら、1人の探偵だけでは、対象者にバレたり、対象者を見失ったりするリスクが高いからです。
特に、人の多い場所や時間帯では、1人で尾行調査をするのは難しいです。
ですから、料金が安くなるとしても、1人の探偵に尾行調査を依頼するのはおすすめしません。
尾行調査は、調査が成功するかどうかが重要です。
そのためには、2人以上の探偵に尾行調査を任せるのがベストです。
尾行調査料金を安くするポイント
プロの探偵に尾行調査を依頼すると、多額の料金がかかることがあります。ただ、お金を節約する方法があります。
今回は、探偵に調査を依頼する際に、料金を抑えるために知っておきたいポイントを紹介します。
尾行調査の期間と料金プランを合わせる
探偵に尾行調査を依頼する際、多額の料金がかかることがあるというのは事実です。しかし、少し工夫することでお金を節約する方法があります。
そこで、探偵事務所によって提示されるオプションやサービス内容を比較検討することをおすすめします。また、探偵業界には「初回無料」「コース料金」「時間枠での課金」といったさまざまな料金体系があるため、自分に合ったプランを見つけることが大切です。
お金を節約する一方で、依頼先の探偵が信頼できるかどうかも重要なポイント。口コミや評判を調べ、実績を把握することで、自信を持って依頼できる探偵選びをすることができます。
尾行調査をスムーズに進めるために、あらかじめ情報を収集する
尾行調査を探偵にお願いするときは、対象者に関する情報をできるだけ多く提供することが大切です。
例えば、対象者の職業や趣味、服装や持ち物などは、探偵にとって重要な手がかりになります。
対象者の行動パターンが分かれば、探偵は尾行調査を効果的に行うことができ、調査期間を短縮することができます。
特に浮気調査の場合は、対象者と浮気相手のデートの日時や場所などを事前に伝えておくと良いでしょう。
例えば、対象者が毎週水曜日の夜に浮気相手と会っているということや、対象者が浮気相手とよく行くレストランやホテルの名前などは、探偵に伝えておくべき情報です。
そうすれば、探偵は浮気の証拠を確実に押さえることができ、料金も抑えられる可能性が高まります。
尾行がバレるときのリスク
尾行調査においては、経験豊富な探偵であれば、対象者に気付かれることなく調査を行うことができます。一方で、自分で尾行したり、探偵の経験が少ない場合は、対象者にバレてしまうことがあります。
しかし、対象者に気付かれることには多くのリスクが伴うため、注意が必要です。是非留意しておいてください。
警戒された場合は目的が達成できず調査ができないことも
尾行調査を探偵に依頼するときは、対象者に尾行がバレないように注意することが重要です。
対象者が尾行に気づいてしまうと、警戒心を強めることがよくあります。
例えば、対象者が普段と違って外出しなくなったり、移動手段も変えたりすることもあります。調査員が一番嫌がることは振り向かれたり大型商号施設に入り尾行を巻こうとする行為です。
これでは、証拠を集めることが困難になり、調査が中断される可能性もあります。
調査をスムーズに進めるためにも、対象者に尾行が見つからないようにしなければなりません。
法律や条例違反になる恐れもある
探偵が張り込みや尾行をすることは、法律によって認められています。ただし、対象者に気づかれてしまい、警察に通報されると各都道府県の迷惑行為等防止条例に違反することになります。
そのため、探偵には尾行を行う上でのリスクマネジメントが求められます。対策としては、経験豊富な探偵に調査を依頼するという方法があります。
しかし、尾行によって対象者に迷惑や不安を与えてしまうと、軽犯罪法に触れる可能性があります。それゆえ、探偵を選ぶ際には信頼性や経験値などをきちんと確認することが大切です。
こうしたことから、探偵に関する法律や規制に精通しておくことが不可欠です。そして、尾行に際しては、専門家に相談し、適切な措置を講じた上で実施することが大切です。
慰謝料を求められる可能性がある
尾行がバレた場合の法的な請求は、対象者によって異なりますが、以下のようなものが考えられます。
1,民事訴訟:対象者が尾行によってプライバシーの侵害や精神的苦痛を受けたと主張し、慰謝料や損害賠償を求めることができます。慰謝料の相場は数十万円から数百万円程度ですが、事情によってはそれ以上になる可能性もあります。
2,刑事告訴:対象者が尾行によって人格権や名誉を傷つけられたと主張し、探偵業法違反や名誉毀損などの罪で告訴することができます。探偵業法違反の罰則は、3年以下の懲役または300万円以下の罰金です3。名誉毀損の罰則は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金です。
3,迷惑行為防止条例違反:対象者が尾行によって迷惑を被ったと主張し、都道府県の迷惑行為防止条例に基づいて措置命令や罰金を求めることができます。迷惑行為防止条例の罰則は、都道府県によって異なりますが、一般的には5万円以下の罰金です。
尾行がバレた場合は、対象者から法的な請求をされるリスクが高くなりますので、注意が必要です。
安くても信頼できる探偵事務所選び
尾行調査は、高額になりやすい調査になります。探偵事務所は多く存在しておりますが、大手探偵事務所に依頼すれば相場よりもかなり高額になりやすいです。
では安く尾行調査を依頼したい場合、どんな探偵事務所に依頼をすれば良いのか?その答えとしては、個人で経営して実績もある探偵事務所になります。
安いから調査力がないのかではなく、大手探偵事務所とは違い広告費や宣伝費などをかけておらず調査員が相談員として担当するので、直接尾行調査を依頼できるメリットがあり相場よりも安く依頼することが可能です。
まとめ
今回の記事では尾行調査について費用や探偵に依頼した場合の解説をしました。
- 尾行調査とは、探偵が特定の人物の行動や素性を調べるための調査である。
- 尾行調査は、結婚前調査や離婚前調査、身辺調査、浮気調査、素行調査などに使われる。
- 尾行調査の料金は、調査期間と調査員の人数によって変わり、一般的には7万円~50万円程度が相場である。
- 尾行調査を安くするためには、尾行調査の期間と料金プランを合わせたり、あらかじめ情報を収集したりすることが有効である。
- 尾行がバレた場合には、法的な請求や罰則を受けるリスクがあるため、注意が必要である。
- 安くても信頼できる探偵事務所選びのコツは、個人で経営して実績もある探偵事務所に依頼することである。
尾行調査でお困りの方は是非お気軽にお問合せ下さい。
この記事の監修者
株式会社Nitto(日東探偵社)本部
記事の監修担当者:獅子田純華
年間1000件の人捜し成功実績を誇る人捜し調査のスペシャリスト
人探し・行方調査・所在調査などを専門として行う捜索のプロ!探偵興信所・日東探偵社の代表。
復縁についての相談実績多数!