日本全国で、教員職による飲酒運転が後を絶たない。Yahoo!とGoogle、新聞のニュースに掲載された飲酒運転懲戒処分について発信していきます。
今回は、埼玉県の男性教諭2人の懲戒免職を取り上げてみました。今年度、免職になった教職員は20人(さいたま市を除く)に上り、過去10年間で最も多い。
わいせつ、酒気帯び運転で教員逮捕
小高崇教諭(24)は昨年12月3日夜、東松山市内の路上で酒気を帯びた状態で車を運転したとして道交法違反容疑で逮捕。罰金50万円の略式命令を受けた。
○教職員の懲戒処分について(埼玉県教育局県立学校人事課) 1 処分内容 懲戒処分(免職) 2 処分年月日 平成29年3月23日 3 職名・氏名・年齢・性別 教諭・小髙 崇・24歳・男性 4 所属名 県立松山高等学校 5 発生年月日 平成28年12月3日 6 事件・事故の概要 当該教諭は、平成28年12月3日(土曜日)午後11時頃、酒気を帯び、呼気1リットルにつき0.25ミリグラム以上のアルコールを身体に保有する状態で、普通乗用自動車を運転し、東松山市若松町一丁目16番33号先の路上において、自車を対向車線に進入させ、対向進行してきた相手方女性運転の普通乗用自動車右前部に自車右前部を衝突させた。 |
県西部の県立高校の教諭(59)は昨年10月~12月、乗用車などで1年の女子生徒に抱きつくなどした。
○教職員の懲戒処分について(埼玉県教育局県立学校人事課) 1 処分内容 懲戒処分(免職) 2 処分年月日 平成29年3月23日 3 職名・年齢・性別 教諭・59歳・男性 4 地域・校種 西部地区・県立高等学校 5 発生年月日 平成28年10月26日から平成28年12月27日までの間 6 事件・事故の概要 当該教諭は、平成28年10月26日(水曜日)、所属校に在籍する女子生徒1名に対して、校内において抱きついた。また、平成28年12月2日(金曜日)から平成28年12月27日(火曜日)までの間、同生徒に対して、同教諭所有の普通乗用自動車内において、抱きつく、首及び頬にキスをするなどした。 |
授業中にトイレに行くことを認めず、その後教室で失禁した男子生徒に精神的苦痛を与えたとして、県西部の県立高校の男性教諭(52)を一か月の減給(10分の1)とした。
今年2月に乗用車を運転中、歩行者の男性をはね重傷を負わせた吉見町立小学校の女性養護教諭(26)を戒告とした。
なぜ?飲酒運転をしてしまうのか?
飲酒運転は、自ら意図的に運転して意図的に飲酒する「不完全行動」です。本来なら避けられた問題なのです。「毎日通る道だし大丈夫、検問なんかやってない」「俺は酒に強いからちょっと飲んだくらいなら運転しても大丈夫」「自分は捕まらない」「運転代行料金が高いから」非現実的楽観主義。この甘い考えと発想が完全なる誤解です。アルコールは少量でも脳を麻痺させています。常習的に飲酒運転を繰り返している人も、魔がさして1回の飲酒運転で事故を起こしたら被害者の人生も壊し、自分の人生も壊してしまう恐ろしい行動なのです。