不審車のナンバーから所有者を特定したい|個人でナンバー照会は可能か?

車のナンバーから所有者割り出す

不審車両が怖い」「煽り運転や進路妨害をしてくる車が迷惑で精神的に辛い」「外出先でも、いつも同じような車を目撃してしまう

このような経験をされて不安を感じたことはありませんか?

そこで、不審な車を見かけたときに、そのナンバーから所有者を特定できる方法があるのかを知りたい人は多くいます。

この記事では、ナンバー照会が本当に可能なのか、車のナンバーから所有者の個人情報(氏名や住所など)を特定できるのかについて、詳しく解説しています。

ナンバープレートから得られる情報

ナンバープレートの種類車のナンバープレートには地域や分類番号(数字又はアルファベット)、ひらがななどいくつかの情報が表示されています。
所有者を割り出したい場合は、一つでも欠けていると判明しないこともありますので、見ていきましょう。

ナンバーの色

ナンバープレートの色は、白地に緑の文字、緑地に白の文字、黄色地に黒の文字、黒地に黄色の文字があります。

    1. 白地に緑の文字(普通自動車の自家用車)
    2. 緑地に白の文字(旅客や貨物運送業といった事業に使用する普通自動車)
    3. 黄色地に黒の文字(軽自動車の自家用車)
    4. 黒地に黄色(軽自動車の事業用車)

地域名

ナンバープレート上部に表示される地名は、その車が登録されている運輸支局や検査登録事務所の地域を示します。

各県の表示だけではなく市のご当地ナンバー(途方版図柄入りナンバープレート)を導入していることもあります。

分類番号

地名の隣に記載される数字やアルファベットは、車の用途や大きさを分類するための番号です。自家用乗用車、事業用車両など、それぞれのカテゴリーに応じた番号やアルファベットが割り当てられています。

ひらがな

分類番号の後にあるひらがなは、さらに詳しい用途区分を表すために使われます。例えば、“わ”や“れ”などはレンタカーや商用車向けなど、特定の用途を示す場合があります。

一連指定番号

一連指定番号はプレートの最も大きく記載される最大4桁の数字で、車両個別の固有番号として割り当てられます。ここには連番や希望ナンバーが指定されることもあります。希望ナンバーの見分け方は、簡単で、地域名の横に書いている3桁の数字の真ん中の数字が0以外だった場合は希望ナンバーです。

ナンバー照会に関する相談事例

これまでに、探偵事務所には不審車両による被害に関する多くの相談が寄せられています。
その一部を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【東京都在住 50代女性からの相談事例】
1年ほど前から、自宅付近や職場で、見知らぬ車が私たち家族を監視しているようで、とても怖い思いをしています。
車は立て続けに変わるため特定が難しいのですが、いずれも同じ車種であることは分かっています。
これまでに何度か警察に通報しましたが、110番したタイミングでその車はいなくなってしまいます。
もしかすると、自宅に盗聴器が仕掛けられている可能性もあり、不安で眠れない日々が続いています。

埼玉県在住 60代女性からの相談事例
外出をするタイミングに合わせて怪しい車が現れてクラクションを鳴らしてきたり、ライトをチカチカと点滅させて迷惑行為をしてきます。
一瞬の出来事なので車のナンバーなど写真などで写すことができず本当に困っています。

千葉県在住 50代男性からの相談事例
不審な車両を目撃することが多く、自宅に防犯カメラを設置しました。
警察に相談しても理解が得られなかったため、自己防衛として設置したのですが、今のところ効果は見られません。
私は住宅地内に住んでいますが、夜になると大きな音を出して威嚇してくるようになりました。
現在は証拠がなく、嫌がらせの証拠を押さえたいと考えています。

栃木県在住 30代女性からの相談事例
浮気調査を探偵に依頼し、浮気の証拠は押さえることができました。
しかし、浮気相手の車を追跡することには失敗してしまい、依頼した探偵事務所は、ナンバーから所有者を特定をすることができないと言われました。再度浮気調査を行うとかなりの高額になるので費用を抑えて相手の車のナンバーから所有者を特定し、直接話し合いをしたいと思い、相談させていただきました。

上記の相談内容に対する解決方法について、以下に説明します。

合法にナンバープレートの所有者を特定する方法

ナンバープレート所有者を特定する方法

車のナンバーから所有者を特定する方法は、正当な理由がある場合には個人で特定することができます。

特定方法①運輸支局・自動車検査登録事務所に開示請求する

車検証の情報を管理している運輸支局や自動車検査登録事務所に対して、正式に情報開示を請求する方法も存在します。

運輸支局は車両の登録情報を一括で管理しており、開示請求には一定の正当な理由が必要とされます。

例えば、事故や違法駐車、私有地に放置車両、民事訴訟のために必要な取得を具体的な被害を受けた場合や、明確な利害関係がある場合には、請求が認められる可能性があります。

ただし、個人が単なる興味本位で照会を求めても、個人情報保護の観点から開示されることはありません。

ナンバープレートの色は、白地に緑の文字、緑地に白の文字、黄色地に黒の文字、黒地に黄色の文字があります。

捕捉情報:開示請求できる条件とは

  1. 該当車両の車台番号を知っている
  2. 私有地に放置された車両を撤去したい

車両の車台番号は、車検証またはエンジンルーム内(ボンネットを開けた箇所)で確認できます。

車台番号が不明な場合でも、無断駐車や放置車両に関する問題がある場合、

状況を証明する地図を描いたり写真や動画などの証拠を用意することで、開示請求の手続きを進められる場合があります。

詳細は、関連する機関や専門家にご相談ください。

車台番号が不明であったり、無断駐車などの正当な理由がない場合、開示請求が認められないことがありますのでご注意ください。

軽自動車の開示請求は不可

軽自動車は登録上の管理主体が異なり、普通乗用車に比べて開示請求の対象外となりやすいと言われています。実際には軽自動車検査協会が管理していますが、個人情報保護が厳格に扱われるため、簡単に所有者情報を取得することはできません。よって、軽自動車の場合は警察などの公的機関を通じた捜査依頼が主なルートとなります。

特定方法②警察に相談する

当て逃げされた場合など深刻な事件性や具体的な被害がある場合は、まず警察署に相談することが重要です。

警察は捜査権限を有しており、車両の登録情報を照会することで所有者を特定できる可能性があります。ただし、単に不審に思っただけという段階では動いてくれない場合も多く、犯罪性の判断が基準となります。

特定方法③弁護士を利用する

弁護士には与えられた職権があります。弁護士法第23条の2に基づき、弁護士が弁護士会を通して請求することができます。

訴訟や慰謝料請求を目的とした浮気相手の住所などを取得するために利用されます。

しかし、不審車両が停車していて怖いという理由だけでは、その制度は利用できません。

特定方法④探偵に依頼する

探偵事務所に依頼することで、車のナンバーから住所や氏名などの情報を特定できる場合があります。
聞き込みや尾行などを通じて、所有者または使用者の特定が可能です。

ただし、探偵に依頼する場合でも、違法行為やプライバシーの侵害にあたる手段を用いることは、固く禁じられています。

また、探偵業には成果の保証がなく、費用が高額になるケースも多いため、依頼の際は慎重な検討が必要です。
調査はあくまで法律の範囲内で行われることを理解しておきましょう。

まとめ

ここまで紹介してきた、車のナンバーから持ち主を特定するための手続きについて、最後に整理しておきましょう。

結論として個人がナンバー照会をすることは、正当な理由がなければ不可能です。その車の持ち主が誰なのかを安易に調べる方法はありません。
個人情報保護が厳格に行われているため、正当な理由がなければ、警察や運輸支局などの公的機関から情報を得ることはできないのが実情です。

犯罪や事故の被害に遭った場合には、警察や弁護士を通じて正式なプロセスを踏むのが一般的です。
弁護士会照会や運輸支局への開示請求など、合法的かつ正当な理由がある場合にのみ、所有者情報を取得できる仕組みになっています。

また、アプリや探偵事務所など民間のサービスも存在しますが、違法性のリスクや費用面を十分に考慮して利用することが大切です。
最終的には、公的機関を通じた手続きが最も確実かつ安全な方法であることを覚えておきましょう。

この記事の監修者

監修者: 獅子田正秋(探偵歴15年)
株式会社Nitto(日東探偵社)所属。年間1000件以上の調査を成功させ、メディア出演経験あり。嫌がらせや盗聴調査、人探し浮気調査のエキスパートとして、あなたの不安を解決に導きます。

 

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