マッチングアプリは、手軽に出会いを探せる便利なサービスとして多くの人に利用されています。しかし、その便利さの裏側には詐欺やトラブルといった大きなリスクも潜んでいることを忘れてはなりません。この記事では、代表的な詐欺の手口と実際の被害事例、そして万が一騙されてしまったときの具体的な対処法を総合的に解説します。
目次
マッチングアプリ詐欺に注意が必要|手口と騙された時の対処法
マッチングアプリは気軽にいろんな人と出会える便利なツールですが、半数以上の人がトラブルに遭った経験があるほど、リスクも潜んでいます。
魅力は広い出会いのチャンス。でも、プロフィールだけで相手を信じると危険です。例えば、写真が別人だったり、職業や年収が怪しすぎたりする場合は要注意。
親切そうでも、すぐに連絡先を聞いてきたり、高額な商品や外部サイトへの登録を勧めてくる相手もいます。これらは個人情報を悪用する詐欺の手口です。
アプリには恋愛目的じゃない悪質ユーザーも紛れているので、金銭要求や怪しい言動には早めに対策を。安全なアプリを選び、慎重に見極めることが被害を防ぐポイントです。
まさか!マッチングアプリで騙された体験談【全貌を公開】
マッチングアプリで「この人だ!」と信じた相手が詐欺師だった時のダメージ、半端ないよね。
実際、ある女性は結婚をちらつかされ投資に誘われ、小額から始まり気づけば大金を失って相手はドロンとなることが多いです。
結婚詐欺も急増中で、「親の手術費」「新居資金」と甘い言葉で心をつかまれちゃうパターン多発。
感情が絡むと疑うのって難しいけど、金の話が出たら即ブレーキを!詐欺の手口は恋活心や興味を巧みに利用。泣き寝入りせずに対処すれば、お金が戻る可能性もゼロじゃない。手口を知って警戒心を高めれば、騙されずに済みます。
美人局(つつもたせ)
相手から積極的に誘惑され、親密な関係を持ったあとで、突然第三者が現れて不倫や暴力行為などを口実に金銭を脅し取ろうとする手口です。被害者は罪悪感やトラブルを公にしたくない思いを利用されて、言われるがままにお金を払ってしまうケースが多く報告されています。誘われたからといってすぐに会うのではなく、相手をよく観察する意識を持ちましょう。
デート商法
甘い言葉で親密さを築いたうえで、高額の化粧品や健康食品、投資商品などを購入させる手法です。何度かデートを重ねると、本当に信頼できる関係になったように感じられますが、実はすべて商品契約のための前フリの場合があります。商品やサービスの勧誘が始まったら、一度冷静に情報を比較検討しましょう。
投資詐欺
「必ず儲かる」「誰も損をしていない」などの言葉で資金を集めようとするのが典型的な投資詐欺です。恋愛感情のように親密度を高めてから投入資金を増やすよう説得してくるため、かえって冷静さを失いやすくなります。必ず第三者の意見を取り入れたうえで投資判断を行い、怪しいと感じたら一旦話を断るのが得策です。
業者の勧誘
単なる恋愛目的ではなく、セミナーや高額講座へ誘導するのが目的の業者が存在します。最初は友好的に近づくため、まるで新しい友人や恋人ができたような錯覚に陥りがちです。しかし、実は組織的に多くの人を勧誘し、商品やサービスの契約を取ることが最大の目的となっています。勧誘が始まったら安易に応じず、相手の素性が不透明な場合は早めに離れましょう。
恋愛詐欺
相手に好意を寄せることで、誕生日プレゼントや家族への贈り物といった形で金銭を要求してくる例が増えています。実は複数の人と同時にやり取りをしており、被害者が気づく頃にはまとまった金額を搾取されているケースも少なくありません。別のユーザーとの交流記録やSNSアカウントを疑わしいと感じたら、早めに疑問を投げかけることが大切です。
結婚詐欺
結婚を強く意識させて相手を安心させたあと、式場の仮予約費用や指輪代などの名目でお金を出させる手口です。断続的に複数回「出費が必要になった」と話が出てくるため、すでに支払った分の損失を取り戻すために続行してしまう被害者もいます。結婚という人生の大きなイベントは強い感情が伴うため、不審を感じても途中で声を上げにくい面が狙われやすくなります。
国際ロマンス詐欺
海外在住や外国企業勤務を装い、遠距離恋愛を演出するのが特徴です。お金が必要な緊急事態や、国外送金を手伝ってほしいといった口実を使い、繰り返し金銭を求められます。国際的なやり取りになるため、相手の身元や実態を確認するのが難しく、被害に長期間気づかないことも多いのが厄介な点です。
ネットワークビジネス
出会いを装って接近し、マルチレベルマーケティング商材の販売や組織加入を促す手口です。仲間を増やせば収入が上がると説明され、成功事例を強調されることで妙な信頼感を抱いてしまう場合があります。恋愛目的で始めたはずが仕事の話ばかりになったら、一度疑ってかかることをおすすめします。
マッチングアプリ 詐欺 手口 注意点
マッチングアプリには多様な詐欺の手口があるため、最初からリスク管理を意識することが大切です。安全に利用するには、渡す個人情報を常に確認し、連絡先交換は慎重に。情報が漏れるとリスクが高まります。プロフィールやメッセージに不安を感じたら、やり取りを見直してください。悪質ユーザーは小額の要求から始め、徐々に高額被害に繋げることがあります。そんな兆候があれば早めにブロックをしましょう。やり取りのスクショは証拠として保存が重要です。外部サイトや不審なリンクは避け、怪しいと感じたら専門家への相談をおすすめします。
安易な個人情報提供と連絡先を教えるのは危険
信頼関係が十分に築けていない段階で、自宅の住所や電話番号などを相手に知らせるのは大変リスクが高い行為です。詐欺目的でなくても、悪質な営業やストーカー行為につながる恐れがあります。コミュニケーションが深まるまではアプリ内メッセージでやり取りを続けるなど、安全策を講じることを心がけましょう。
プロフィールに隠された罠を見抜く
過剰に魅力的な写真や何らかの矛盾がある経歴は詐欺の可能性が高まります。たとえば、複数のSNSの使い分け方に統一性がなかったり、短期間で職業が何度も変わっている場合は警戒が必要です。実在しない企業名や所在地の情報を掲載しているケースもあるため、疑問を感じたら検索エンジンで下調べをするなど自己防衛を行いましょう。
マッチングアプリを介して第三者に会わせる
「友人も交えて会わないか」など、一見自然な提案に見える誘いでも、実は詐欺グループ全体で被害者を囲い込む手口である可能性があります。第三者が登場し、さらに商品話や投資話に急展開するようであれば注意が必要です。特に相手の知り合いと称してやってくる人物は、信頼のおける立場かどうか見極めることが重要です。
金額が少額でもお金や物品を要求されたら即座に断る
最初は数千円程度の貸し借りから始まり、それが徐々に数万円、数十万円と膨れ上がるケースも見られます。少額でも金銭トラブルは感情に影響を及ぼし、自分の行動を制限するきっかけになり得ます。相手が金銭的支援を求めてきたら、相手の事情を細かく確認する前に断りを入れることでリスクを大幅に減らせます。
証拠となる記録を残す(魚拓を取る)LINEの複写を残す
やり取りの履歴や画面キャプチャは、万一詐欺に巻き込まれた際の重要な証拠になります。相手が話を変えたり「あのときはこう言ったはず」と言い逃れるのを防ぐためにも、スクショを習慣づけておくのがおすすめです。特に金銭の授受や契約内容に関するメッセージは必ず保存しておきましょう。
証拠となる記録を残す(魚拓を取る)LINEの複写を残す
やり取りの履歴や画面キャプチャは、万一詐欺に巻き込まれた際の重要な証拠になります。相手が話を変えたり「あのときはこう言ったはず」と言い逃れるのを防ぐためにも、スクショを習慣づけておくのがおすすめです。特に金銭の授受や契約内容に関するメッセージは必ず保存しておきましょう。
マッチングアプリ詐欺に遭ってしまった際の具体的な対処法を解説
もし騙されたと感じたら、できるだけ早く行動を起こすことが被害軽減への第一歩です。
詐欺に遭ってしまったとわかった時点で、感情的にならず、客観的な証拠を整理することが大切です。特に支払いや契約に関するデジタル履歴をまとめておくと、後の相談や法的手段に役立ちます。もし相手との連絡が可能であればやり取りを中断し、周囲や専門家の意見を聞いてから次の行動を検討するほうが安全です。
また、詐欺の被害を回復させるためには、各種機関への相談や報告が欠かせません。思いつくままに一人で解決しようとすると時間がかかり、結果的に損失を拡大させる場合もあります。以下に挙げる対処法を参考に、必要な機関や専門家と連携しながら手続きを進めることをおすすめします。
対処法1:マッチングアプリの運営窓口に相談
不審な行為や被害の現状をアプリ運営会社に報告することで、被疑アカウントの利用停止や調査対応を求めることができます。早めに通報すれば、他のユーザーの被害抑止にもつながります。運営側に具体的な証拠を提出すると、迅速に対策してもらえる可能性が高まります。
対処法2:国民生活センターに連絡する
消費者被害全般を扱っている国民生活センターでは、詐欺や悪徳商法の被害相談にも対応しています。被害内容や相手とのやり取りを詳しく説明することで、解決へのアドバイスや関係機関の紹介を受けることが可能です。特に詐欺商法の契約解除や返金方法について、公的な支援を受けられる場合もあります。
対処法3:弁護士への相談
詐欺被害で大きな金額を失った場合、法的手段を用いて損害賠償を請求できる可能性があります。弁護士は被害状況を専門的に分析し、相手への請求の流れや手続きのサポートを行ってくれます。費用面が気になる場合でも、無料相談や法テラスなどを活用することで相談しやすくなるでしょう。
対処法4:警察への相談
詐欺の疑いが強い場合や、多額の被害が発生している場合は警察への被害届の提出も重要です。捜査が進めば加害者の特定や逮捕につながる可能性があり、他の被害者を増やさない効果も期待できます。まずは最寄りの警察署に相談し、必要書類や立件の可否について確認してみましょう。
対処法5:最寄りの警察署(生活安全課)などに相談する
一般的な詐欺相談のほか、生活安全課は地域に根ざした視点からさまざまなトラブルに対応してくれます。警察署によっては、明確な犯罪成立に至らない事案でもアドバイスをくれる場合があります。自分の事情をできるだけ詳しく伝えることで、今後の行動に役立つ情報を得やすくなるでしょう。
対処法6:探偵や興信所に相談する
相手の身元を突き止める必要がある場合や、証拠収集が難しい場合に探偵社や興信所へ依頼する手段もあります。調査結果を警察や弁護士に提出することで、法的措置がスムーズに進む可能性も高まります。トラブルの内容や予算に合わせて、最適な機関を選択することが大切です。
【女性向け】マッチングアプリで騙されたあなたへ。泣き寝入りしないで!
【男性向け】マッチングアプリのトラブル解決はプロにお任せ】
男性が被害に遭う場合も増えており、金銭的なトラブルだけでなく、名誉やプライバシーを脅かされるケースも散見されます。
男性は女性に比べて警戒心が弱いとされることがあり、美人局やデート商法で高額な費用を請求される被害が増えています。詐欺の加害者は警戒されないように外見やプロフィールを盛って接近してくるため、知らない間に騙されていることも多いのです。
実際にトラブルが生じた場合は、早期に弁護士や探偵の専門家に相談することでスムーズな解決を目指せます。一人で情報収集するよりも、詐欺トラブルを数多く扱ってきた専門家に任せるほうが、被害回復への近道となります。高額な費用がかかるイメージがあっても、無料相談などを用意している事務所もあるため、必要に応じて積極的に利用してください。
まとめ
マッチングアプリは便利な出会いの場である一方、詐欺やトラブルに巻き込まれるリスクがあるという事実も軽視できません。
「出会いの幅を広げたい」という気持ちに付け込む利用者が存在する以上、安心しきって使うのではなく、常に慎重さを持つことが大切です。プロフィールやメッセージ内容を鵜呑みにせず、怪しいと思ったら早めに対処を行いましょう。もし被害に遭ってしまった場合、各種公的機関や専門家を頼ることで、解決への道を切り開くことができます。
詐欺行為は決して被害者が悪いわけではなく、巧妙な手口を用いた加害者に大きな責任があります。周囲に言い出しにくいと感じるかもしれませんが、被害拡大を防ぎ、取り戻せる可能性を高めるためにも行動が不可欠です。最終的には、自分の身を守るために正しい知識と警戒心を常に持ちながら、安全にマッチングアプリを活用していくことを心がけましょう。
この記事の監修者
株式会社Nitto(日東探偵社)本部
記事の監修担当者:獅子田純華
年間1000件の人捜し成功実績を誇る人捜し調査のスペシャリスト
人探し・行方調査・所在調査などを専門として行う捜索のプロ!探偵興信所・日東探偵社の代表。
心の整理や復縁についての相談実績多数!
