第三者の介入が少ない閉鎖的な家庭内では、外部に気づかれないうちに、夫から妻、親から子、子から親、兄弟間へと見えないところで、様々な暴力が起こっています。身体的暴力、心理的暴力、性的暴力、経済的暴力があります。特に心理的暴力は長年の間に深く傷つけられます。
家庭間のDVの特徴
一度暴力を振ってしまうと、加害者は、ブレーキがきかなくなりエスカレートする傾向があります。他人なら程々にやめようという判断しますが、逆に家庭内では、身内だからと甘えで限界を超えて行くのです。訴えないだろうと甘えの心理があるのです。一度殴る、許される、が悪循環で暴力が慣れてしまう。 |
どんなDVがあるのか?
6つに分けて説明します。
夫から妻の、暴力
- DV被害の多くは圧倒的にこのパターン
- 共依存の関係性
- 許されたから大丈夫と同じ失敗を起こす
妻から夫
- 少数ではあるが、このケースは増加している
- 言葉、しつこい電話、メール、暴力、嫌がらせ
- 死ね、カス、クソ、の、罵声
親から子ども
- 食事を与えない、無視する
- 言葉の暴力、精神的いじめ
- 身体的暴力(殴る、蹴る、縛る、投げる)
- 悲惨な児童虐待による事件が多発している
子から親に暴力
- 特に思春期でのつまずきが原因
- 神経質で不安が強く、自分を表現できない子と干渉的な、親が、引き起こす
兄弟間での暴力
- 兄から弟への暴力行為がある
- 姉から妹への暴力行為がある(言葉の暴力)(陰湿な言動)
高齢者への虐待
介護者の介護疲れ(排泄介助の困難)
長期にわたる折り合いの悪さ(人格、性格の不一致)
認知症の言動の乱れなどが虐待を誘発している
虐待されている7割が認知症