水戸市議会の議員控室 盗聴器の謎

 水戸市議会の議員控室で、盗聴器が見つかった。議員達からは「言論の場が脅かされる」などの声が噴出。監視カメラを設置し、出入りをチェックするなどの事態に、一体、誰が何のために仕掛けたのか。動機が判然としないだけに、不気味さも漂う。盗聴(とうちょう)とは、会話や通信などを、当人らに知られないように、
それらが発する音や声をひそかに聴取・録音する行為である。聴取した音声から様々な情報を収集し、関係者等の動向を探る目的で用いられることもある。

 テレビ取材中発覚

盗聴器調査会社「ティー・アール・エス」(東京都)の男性社長は昨年12月上旬、JR水戸駅近くの路上で、探知機が「見慣れた」周波数を捉えたのに気付いた。盗聴器でよく使われる周波数。発信地を探るため数十メートル路地を入っていくと、市議会臨時庁舎に着いた。男性に密着取材中だった民放テレビのスタッフが市に連絡。翌日、保守系会派「水政会」の控室で、コンセントに差し込むタイプの盗聴器が一個見つかった。盗聴器は、机や棚などが並ぶ室内にあった。茨城県警は、建造物侵入容疑で捜査に着手。議員や職員から指紋を採取して事情を聴いたが、犯人像は浮かんでいない。
東日本大震災で被災した市議会は2012年3月から臨時のプレハブを使っている。盗聴器が見つかった部屋は当初から控室で、水政会が15年7月から利用していた。同会副会長の内藤丈男議員は議員同士の雑談がほとんどで誰かに聞かれて困ることはないが、仕掛けられたことが本当に気味悪い」。再発を防ごうと、市議会は控室前のロビーに監視カメラ3台を設置。市職員が議員に資料を届ける際は複数で向かうことにした。

過去にあった盗聴器発見

1988年には東京都の衆院議員の後援会事務所の固定電話に盗聴器が仕掛けられていた。1993には茨城県内の市議と町長の自宅の電話で、それぞれ盗聴器が見つかった。大阪府教育委員会事務局(当時)が入る府庁別館(大阪市)でも08年に見つかり、職員が名乗り出た。「同僚の会話に興味があった」と話したという。

盗聴器の売れ筋は5万円

盗聴器は90年代頃から多様化した。携帯電話が普及し、電話音声の暗号化や盗聴感知システムの整備も進んだため、主流だった固定電話を狙うケースが減少。携帯の充電器やUSBメモリー、パソコンのマウスに仕込むタイプなどに広がった。盗聴器に詳しい防犯グッズ販売会社「JPS」札幌市によると、コンセント型は「売れ筋」で受信機とセットで約5万円という。

盗聴器調査会社によると

昨今の盗聴器発見調査依頼は、年600件ほどあり、うち100件程度で盗聴器が見つかるという。調査依頼6回に一回は見つかる計算だ。逆に解釈すれば盗聴の悩みの多くは考えすぎだと言えることも事実である。盗聴器が発見された場所は、企業の事務室や住宅の子ども部屋に設置されたケースが目につく。盗聴器の種類が増え、気軽に仕掛ける人が増えた印象だという。今回の水戸市議会のけケースについて「政治家同士の争いで、相手の弱みを握れればという軽い気持ちだったのではないか」とみている。

恥の姿が狙いか?盗聴器

大量の個人情報を一気に抜き取るサイバー犯罪がここ数年で急増し、情報争奪の主戦場はサイバー空間に移ったかに見える。情報犯罪に詳しい甲南大法科大学院(神戸)の園田寿教授は耳を傾けなければいけない盗聴は「時間つぶしの娯楽」の意味合いが強まったとみる。「盗み聞いた情報で何かをするというだけではなく、人に見せたくない「恥の姿」を拾い上げて、優越感に浸る手段に変わってきてるのかもしれない」と話している。

探偵興信所・日東探偵社による盗聴発見調査と関連調査

盗聴、盗撮発見調査

ストーカー被害対策調査

  嫌がらせ対策調査

盗聴器、盗撮カメラ発見調査のご相談は探偵興信所・日東探偵社にお任せ下さい。

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